伝統と革新、優美さと鋭利さ、そして他の追従を許さない強烈な“密度”と“強度”を持った作品スタイルで、映画界/映画ファンに、常に新鮮な衝撃と深い感動をPRESENTしてきた<ドイツ映画>。そんな最新ドイツ映画の中から、選りすぐった注目作/秀作を一挙に取り上げ逸早く上映することで、先鋭的かつ普遍的な<マスター・ピース>を求める日本映画人/映画ファン達の熱い注目を集める≪ドイツ映画祭2016≫の開催が、今年も決定致しました。

『HORIZONTE(地平/視野)』と題された本年度ドイツ映画祭は、TOHOシネマズ六本木を会場に10月15日(土)−19日(水)の期間開催。<ドイツ映画の現在そして未来>を提示する注目作品を大スクリーンにて上映すると共に、ドイツ映画界が誇る気鋭の監督や俳優が来日し、舞台挨拶とQ&Aによって上映作品の魅力を“熱く深く”紹介致します。

◆≪ドイツ映画祭2016 『HORIZONTE』≫ について
【日 程】  2016年 10月15日(土)〜19日(水)
【会 場】  TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
東京メトロ日比谷線<六本木駅>出口1Cより徒歩3分/都営大江戸線<六本木駅>出口3より 徒歩6分
TEL:050−6868−5024
【入場料】 1000円(1上映) 【チケット購入】 http://www.tohotheater.jp
【主 催】  東京ドイツ文化センター (TEL:03−3584−3201)
【公式HP】 http://www.goethe.de/tokyo
【各作品上映スケジュール】 上記公式HPもしくは添付チラシのタイム・スケジュール参照
<共催> German Films <後援> Botschaft der Bundesrepublik Deutschland Tokyo (ドイツ連邦共和国大使館)
<協賛> Mercedes-Benz (メルセデス・ベンツ日本株式会社)/Lufthansa (ルフトハンザドイツ航空)

●公式HP(東京ドイツ文化センター): http://www.goethe.de/tokyo  
●twitter: https://twitter.com/GI_Tokyo
●facebook: http://www.facebook.com/goetheinstitut.japan

『フクシマ・モナムール』 Grüße aus Fukushima
※オープニング上映&オープニング・セレモニー実施 作品 
■上映日: 10月15日(土) 18:00/10月17日(月) 15:25/10月18日(火) 13:30
■監督:ドリス・デリエ ※来日決定/10月15日(土)・17日(月)に舞台挨拶とQ&Aを実施(予定)
■出演:ロザリー・トーマス、桃井かおり
結婚式の直前、式場から逃げ出した若いドイツ人女性マリーは、傷心を抱えて福島への慰問の旅を決心する。被災地の人たちに少しでも明るい気持ちを届けたいと。その試みもうまくいかず落ち込んでいたマリーだが、福島最後の芸者だというサトミという女性と知り合い、帰還困難区域で暮らすことになる。性格が大きく異なる二人の女性の間に、不思議な友情関係が築かれていく。
【2016年、108分/ドイツ語・英語、日本語字幕付き】
© The Match Factory

『アンネの日記』 Das Tagebuch der Anne Frank
■上映日: 10月16日(日) 10:30/10月19日(水) 15:40
■監督:ハンス・シュタインビヒラー ※来日決定/各上映日に舞台挨拶とQ&Aを実施(予定)
■出演:レア・ファン・アッケン、マルティナ・ゲデック、ウルリヒ・ネーテン
ごく普通の少女であるアンネはナチス政権から逃がれて、家族とともに隠れ家で生活することになる。
13歳の誕生日に日記をプレゼントしてもらったアンネは、日々の体験、希望、夢や恐怖を書き綴る。
【2016年、128分/ドイツ語、日本語字幕付き】
© Zeitsprung & Universal Pictures

『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』 Der Staat gegen Fritz Bauer
【配給:クロックワークス/アルバトロス・フィルム】
■上映日: 10月16日(日) 16:15/10月17日(月) 18:25
■監督:ラース・クラウメ  ※来日決定/各上映日に舞台挨拶とQ&Aを実施(予定)
■出演:ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルト
戦後12年、検事長フリッツ・バウアーはなおナチス戦犯のアドルフ・アイヒマンを捜し出し、責任を問おうと奔走する。その目的に向けて、型破りで時には違法な手段に訴えることさえある。しかし、ナチス残党の政府高官がバウアーの仕事を邪魔し続ける。
【2015年、105分/ドイツ語、日本語字幕付き】
© 2015 zero one film / TERZ Film

『クリスマスの伝説—4人の若き王子たち』 4 Könige
■上映日: 10月16日(日) 19:05/10月17日(月) 21:15
■監督:テレーザ・フォン・エルツ&出演:イェラ・ハーゼ 
※来日決定/各上映日に舞台挨拶とQ&Aを実施(予定)
■出演:ヤニス・ニーヴェーナー、イェラ・ハーゼ、パウラ・ベーア、モーリッツ・ロイ、クレメンス・シッククリスマスイブだというのに、精神科の病棟で過ごさなければならない4人の若者たち。いきどおりとやるせなさを抱えた彼らに、担当医のヴォルフが付き添って、驚きに満ちたクリスマスにしてくれる。決して忘れることのないクリスマスの思い出
【2015年、99分/ドイツ語、日本語字幕付き】
© C-Films Deutschland, Sandra Müller

『閉ざされた部屋の嵐』  Das Wetter in geschlossenen Räumen
■上映日: 10月18日(火) 18:20/10月19日(水) 13:00
■監督:イザベル・シュテーヴァー ※来日決定/各上映日に舞台挨拶とQ&Aを実施(予定)
■出演:マリア・フルトヴェングラー、メフメト・ゼーゼル、
途上国開発援助の職についたドイツ人のドロテアは、周りが戦争中にもかかわらず、プロジェクトに寄付を募るため、高級ホテルでチャリティイベントの開催を重ねる。空しい心の隙間を埋めるため、ドロテアははるかに年下のアレクと麻薬と酒に溺れる過激な夜を過ごすうちに、徐々に状況がエスカレートしてゆく。
【2015年、100分/ドイツ語・英語・フランス語、日本語字幕付き】
© movienetfilm.de

『メテオール通り』 Meteorstraße
■上映日: 10月16日(日) 13:45/10月18日(火) 21:10/10月19日(水) 18:50
■監督:アリーヌ・フィッシャー ※来日決定/各上映日に舞台挨拶とQ&Aを実施(予定)
■出演:フセイン・エリラキ、オクタイ・イナンシュ・エズデミール
レバノンからの難民、18歳のモハメドはドイツで生活の基盤を築こうとしている。両親はなく、無鉄砲な兄との暮らしで、バイトをしながら職業訓練校の空きを待ち続ける少年は、自分の進むべき方向を探しつつ、「男」であることとはいったい何なのだろうと自問する。
【2016年、84分/ドイツ語、日本語字幕付き】
© Credo Film GmbH

『24週間 決断の時』 24 Wochen
■上映日: 10月18日(火) 16:00/10月19日(水) 21:25
■監督:監督:アンネ・ゾーラ・ベラヅェ  ■出演:ユリア・イェンチ、ビャルネ・メーデル
コメディアンのアストリッドは、マネージャー兼パートナーのマルクスとの間で二人目の子どもを妊娠中。出生前診断によって赤ちゃんがダウン症と重大な心臓病を抱えることを知ったアストリッドは重い決断に迫られる。
赤ちゃんを産むか、後期中絶をするのか?
【2016年、102分/ドイツ語、日本語字幕付き】
© Beta Cinema

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa