ヨル(夜)の綱渡り──。17歳という年代を生きる少女たちは、暗闇のなかで綱渡りをしているような、そんな危うい毎日を生きている。映画『少女』は、湊かなえ(原作)×主演・本田翼、山本美月×監督・三島有紀子=4人の“女性たち”が仕掛ける、“死”にまつわる禁断の世界を描いた長編ミステリーです。
『告白』『白ゆき姫殺人事件』「夜行観覧車」「Nのために」等、大ヒット映画化作品を次々と世に送り出す湊かなえが、「告白」の次に発表された作品「少女」が満を持して遂に映画化!心に闇を抱える由紀(本田翼)と敦子(山本美月)。2人の女子高生が「死体って見たことがある?」という転校生の何気ない「告白」をきっかけに、死を知りたいという願望にとらわれる。——本当の「死」を理解できたらそれぞれの「闇」から解放されるのではないかという思いに駆られた2人の、刺激的で衝撃的な夏休みが舞台となります。
6月から開始されたマスコミ試写では、「すべてがつながるラストに衝撃を受けた!」「女の闇がリアルに描かれていて良かった」「映像美が素晴らしかった」といったコメントが各方面から寄せられております。

この度、今までの白を基調としたポスターから、ダークな世界観をより打ち出した新たなポスタービジュアルが完成いたしました!
ポスターには、舞台となる厳格なキリスト教の女子高のパイプオルガンの前で、グレーの制服を着た本田翼演じる由紀と山本美月演じる敦子が寄り添っている様子が描かれています。さらに、背景にうっすらと入っているのは、劇中でも登場する遺書の文章の一部になり、一体誰の遺書なのかは謎に包まれています。由紀と敦子が着用している制服は、三島監督のこだわりが詰まっており、閉塞的な空間で生きている、籠の中の鳥たちのようなイメージとなっており、今作のテーマである“闇”を象徴する仕上がりとなっております!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54749

執筆者

Yasuhiro Togawa