12回目となる「映画と話そう@TAMA」は、セウォル号沈没事件を描いた問題作『ダイビング・ベル』共同監督のアン・ヘリョン氏を迎え、上映と懇親会を行うことになりました。

2014年4月16日、韓国の珍島海上で発生した旅客船沈没事故「セウォル号事件」。乗客476人のうち、修学旅行中の高校生を多数含む295人が犠牲となりました。
目の前で沈みゆく船を、全国民がなすすべもなく見守らなければならなかったのはなぜか。救助にあたった海洋警察、政府、そしてメディアの問題点とは何だったのか。現場で取材にあたった記者が目にした現実とは——。『ダイビング・ベル』は、セウォル号事件の核心に迫るドキュメンタリーです。

映画は2014年の釜山国際映画祭で波紋を広げ、釜山市長が「政治的な中立性を欠く作品」として本作の上映中止を求めました。結果として映画は上映され、観客からも多くの喝采を受けましたが、釜山国際映画祭組織委員長がその後に事実上更迭されるなど、映画『ダイビング・ベル』をめぐる余波はまだ韓国国内に残っています。政治の不当な介入に対しては、韓国だけでなく外国の映画界からも批判の声が挙がっています。

●開催日:9月24日(土)
●開催場所:ダイニングバー・モンキーランド
 多摩市豊ヶ丘1-11-1(小田急・京王多摩センター駅から徒歩15分)
 詳細地図 http://www.taenoha.com/monkmap.html
●1回目16:00〜 2回目18:00〜 
 開場15分前。1回目上映終了後、トーク無しで入れ替え
○アン・ヘリョン(安海龍)監督との懇親会 19:30〜(約1時間)
●入場料¥1,500(各回15名)
 懇親会¥1,500(1ドリンク軽食付き)
■主催:たえのは
映画会の詳細、ご予約はコチラ http://www.taenoha.com/
 または 050-5891-1977(たえのは事務局)

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執筆者

Yasuhiro Togawa