この度、赤城大空原作の「二度めの夏、二度と会えない君」を映画化、2017年秋に公開することが決定いたしました。

不治の病を患う転校生・森山燐と彼女に恋心を抱く男子高校生・篠原智の関係を描いた青春ラブストーリー。燐の死に際に思いを告白したことを後悔する主人公が、タイムリープを体験する。

原作は、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」にて第6回小学館ライトノベル大賞 優秀賞を受賞した赤城大空。1作目と方向を真逆に変え、2015年に発表された本作は、“感動の青春ラブストーリー”と多くの読者の支持を得ています。

主演を務めるのは、「2つ目の窓」(14)で映画初出演にして初主演、鮮烈なデビューを飾った村上虹郎。燐に想いを伝えたことを後悔し、タイムリープで二度めの夏をやり直す、燐と組むバンドではギターを務める篠原智を演じる。現在放送中のTBSドラマ「仰げば尊し」でも魅せたギターの腕前を如何なく発揮する。
ヒロイン森山燐に大抜擢されたのは、5人組ガールズバンド「たんこぶちん」のボーカル兼ギターの吉田円佳(アーティストとしての活動の際はMADOKA名義)。普通の高校生活に憧れ、大好きな音楽、夢見たバンドを智たちと組み、初めて体験する青春を胸いっぱい謳歌する役柄に挑戦。劇中で演奏し、歌われる曲はすべて、彼女たち「たんこぶちん」の楽曲。
智や燐を影では見守りながらも「バンド活動禁止」という校則を守ろうとする生徒会長の菅野瑛子を演じるのは、加藤玲奈(AKB48)。先のAKB総選挙でも26位にランクインにしたアイドルが、これまでの映画やドラマの経験に甘んじることなく、しっかり者だが義理堅い生徒会長に挑戦する。
リズム帯・ドラムの花京院姫子を演じるのは、2代目マイナビウェディングガール、そしてnon-noの専属モデルとしても活躍する金城茉奈。クランクインの3ヶ月前からドラムの練習に取り組み本作に挑む。
そして、リズム帯・ベースを担当する石田六郎を演じるのは、山田裕貴。「ホットロード」(14)、「ストロボ・エッジ」(15)、「HiGH&LOW THE MOVIE」「青空エール」(16)と、大ヒット映画に重要な役で次々と出演をしている実力派。ベースの上手い美術部の変わり者というこれまでにないキャラクターを、こちらも3ヶ月に及ぶベース練習の上、挑む。
また、智たちに協力をする楽器店の店長に菊池亜希子、智たちの学校の教師に本上まなみが扮する。

監督を務めるのは『青い鳥』(08)、『花のあと』(10)の中西健二。微妙な関係で揺れ動く10代の男女の心情と青春を、丁寧に紡ぐその手腕に期待が寄せられている。
脚本は「ホワイトアウト」(00)、「深呼吸の必要」(04)、「地下鉄(メトロ)に乗って」(06)、「柘榴坂の仇討」(14)、「起終点駅 ターミナル」(15)など、世に送り出した作品多数、日本を代表する脚本家の一人である、長谷川康夫が担当する。

<監督・キャストコメント>
●中西健二監督
ある年代でしか生まれない普遍的なラブストーリーを、今までにない新しい切り口で描いた赤城大空さんの原作には、人が人を想う気持ちの美しさ、強さ、切なさ、すべてが詰まっています。信頼できるスタッフ、キャストの助けを借りて、それをまるごとスクリーンに写しこめたらと思っています。とくに五人の主人公たちには、これからの映画界、音楽界を背負っていくフレッシュな面々が揃いました。彼らとの共同作業が今からとても楽しみです。

●村上虹郎
この度は映画「二度めの夏、二度と会えない君」の主演を務めさせて頂くことになりました。
監督含めスタッフさんが年配の方が多く、顔合わせの時に、”おっさんがあまずっぱい青春映画撮るんだよ!よろしく!” と仰っていました。
僕含め多方面から集う若者キャストと一緒に、素敵なおっさんスタッフ達に負けないぐらいの熱量で突っ走って感動を与えられる作品にしたいです。
そして、僕演じる智とヒロインの燐、バンドメンバーのみんなとステージで音を鳴らすのがとても楽しみです。

●吉田円佳
映画出演のお話を頂いた時は、今までバンドしかやってこなかったわたしが演技なんて出来るのかと正直不安でしたが、原作を読み、台本を読み、共演者の皆さんと演技レッスンを重ねるごとにどんどん「ニドナツ」の世界が好きになっていきました。「たんこぶちん」のボーカルMADOKAとはひと味違うわたしを楽しんでいただきたいです!精一杯「森山燐」を演じます!頑張ります!

●加藤玲奈
原作を読み、この素敵な作品に参加させていただけることをとても幸せに思います。
演じさせていただく瑛子は真面目で責任感が強い優等生タイプの生徒会長。自分の考えをストレートに言う気の強さ、それでいて人の感情の変化を敏感に感じ取る繊細で冷静な心をもつ女の子。主人公の智や燐らと共に目標に向かって進んでいく行動力も魅力的です。
撮影は物語の登場人物達と同じく一瞬一瞬を大切に全力で演じ、共演者のみなさんと心に残る素晴らしい作品を作りたいと思います。

●金城茉奈
今回、素晴らしいキャスト、作品で花京院姫子を演じさせて頂くことを、心から嬉しく思っています。台本を頂いた時、自信がなく自分の殻に閉じこもっている姫子の姿が前の私と重なる部分がありビックリしましたが、姫子の存在感や意思の強さを「目」を使って表現できたらと思います。積極的で明るい“ひまわり”のような燐ちゃんとは対照的に消極的で控えめですが芯が強い“かすみ草”のような姫子を意識して最後まで全力で演じます。
是非、姫子が叩くドラムにも注目して頂けたら嬉しいです。

●山田裕貴
芸術家で変態っぽい男というまるで自分にピッタリのはまり役がついに来たと、お話を頂いたときは物凄く嬉しくなりました(笑)
しかも、自分がやりたかった念願のベースや銀髪まで…とても演じるのが楽しみだし、早く役を生きたい気持ちでいっぱいです。バンドメンバーのキャストの中で最年長だと思うので、いい意味でその年輪をニドナツの青春にスパイスを加えられるよう頑張りたいと思います。

●原作:赤城大空
いまだに信じられないというのが正直なところです。「とりあえずデビュー作とは真逆のものをやって作風を広げよう」という実験的な意識で始まった企画ということもあり、物語の定石やライトノベルの王道はほとんど意識せず、感情のままに突っ走った感がある作品だったので、それが様々な人に響いたのだと思うと非常に嬉しいです。作品の雰囲気をこれでもかと引き出してくださったぶーたさんの素晴らしいカバーイラストによって、届くべき人にしっかり届いたのだろうと思います。
また、燐はバンドのボーカルとして皆を引っ張るというポジションでもあるので、実写化にあたってキャスティングが一番心配なキャラクターでした。本作のプロデューサーさんもそれはしっかり理解してくださって、実写化のお話をくださったころから「燐役が見つからなければ企画は前に進めない」と仰ってくれていたほどです。
 そしていざ「たんこぶちん」のCDやPVをチェックしたわけですが、そこでそれまでの心配はふっと消えました。特に「花火」のPVを見て「あ、これは大丈夫だ」と。びっくりしました。
 そうして燐役が決まるのを皮切りに、智役には青春系作品への出演で評価の高い村上虹郎さんが決まり、脇を固めるキャラクターたちも瑞々しいキャストさんたちが集結してくださいました。僕自身の中で期待がむくむくと膨らんでいる真っ最中です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa