名匠フィリップ・ガレル監督の最新作「L’ombre des femmes」の邦題が、『パリ、恋人たちの影』に決定致しました。本作は、2017年1月、シアター・イメージフォーラムにて公開致します。

ヌーヴェルヴァーグの”恐るべき子供”として注目を集め、『ギターはもう聞こえない』(ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞受賞)『愛の誕生』『夜風の匂い』『恋人たちの失われた革命』(第62回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞)など、私生活を反映させた、数々のほろ苦くも美しい恋人たちの姿を描き続けてきたフィリップ・ガレル監督。

最新作で描かれるのは、ドキュメンタリー作家ピエールと、二人三脚で映画を撮っている妻マノン。
そこに、ピエールと偶然出会い恋に落ちていく若い研修員エリザベットが加わり、それぞれの関係性は変化していく——。
滑稽だけれど愛おしい、男と女の愛の形を、軽やかなタッチで描き出します。

共同脚本として、ルイス・ブニュエル『昼顔』、『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』、ジャン=リュック・ゴダール『勝手に逃げろ/人生』など名だたる監督たちとタッグを組んできたジャン=クロード・カリエールが参加。また、エリック・ロメール『満月の夜』、ルイ・マル『さよなら子供たち』でセザール賞最優秀撮影賞受賞した巨匠レナート・ベルタが撮影監督を務めるなど、映画界を牽引してきた錚々たるスタッフが集結しました!

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執筆者

Yasuhiro Togawa