2001年に公開された初監督作品『こどもの時間』で、子どもたちの生命力を映し出し、数ヶ月におよぶ大ロングランヒットを記録。2004年に公開された2作目『トントンギコギコ図工の時間』では子どもたちの芸術性を描き、文化記録映画優秀賞・キネマ旬報ベストテン文化映画部門第3位を受賞した、ドキュメンタリー映画作家、野中真理子。

このたび11年ぶりに完成した最新作『ダンスの時間』が公開となります。

公開に先駆けて、2夜限りの特別無料上映イベント<野中真理子のまなざし>を開催。『こどもの時間』『トントンギコギコ図工の時間』をスクリーンでご覧いただける貴重な機会です。上映後には野中監督とゲストによるトークイベントも予定しております。

◆日程:第一夜:9月13日(火)『トントンギコギコ図工の時間』

     第二夜:9月15日(木)『こどもの時間』

     各回21:10〜上映開始、上映後にトーク(20〜30分程度)

◆会場:シアター・イメージフォーラム (渋谷区渋谷2-10-2)

◆定員:各回100名(要申し込み/先着順)

◆参加費:無料 

◆主催:野中真理子事務所

【お申し込み方法】

下記事務所までEメールにてお申し込み。観覧希望作品タイトルと、お名前、ご連絡先<お電話番号、メールアドレスまたはFAX番号>をかならず明記の上、お申し込みください。定員になり次第、受付終了。 

▼野中真理子事務所 Email:office@nonaka-mariko.com

●『こどもの時間』予告:https://youtu.be/hd6k5YB19to 

●『トントンギコギコ図工の時間』予告:https://youtu.be/9SHmiVMF8m4 

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【上映作品】

●第一夜:9/13(火)上映『トントンギコギコ図工の時間』

(2004年/日本/HD・16mm/99分) 

語り手:犬山イヌコ 撮影:夏海光造 音響:米山靖

それは、子どもたちのたましいが光り出す奇蹟の時間。

東京都内の公立小学校。週に一度の図工の時間。タダモノではない雰囲気の図工専科のウチノ先生と一緒に、子どもたちは自由にモノをつくる。思春期に近づいていく7歳から12歳の子どもたちの、切なくも愛おしい時間が胸に迫る名作ドキュメンタリー。

★トークゲスト:内野務さん(出演/元小学校図工専科教諭・図工家)✕野中真理子

こどもがそのままおとなになったようなひと という形容詞があるけれど、それは、夢中になることを忘れないひとです。

熱中する没頭する、ひとが無心になる時の顔はなんて素敵なんだろう。

こどももおとなもいっしょだよ。トントンギコギコ夢中になるものありますか? ——大貫妙子(ミュージシャン)

●第二夜:9/15(木)上映『こどもの時間』

(2001年/16mm/カラー/80分)

語り:イッセー尾形 撮影:夏海光造 音響:米山靖 

人生のはじまりの時間を見つめたキッズ・ストーリー

埼玉県にある保育園に通う、0歳から6歳までおよそ100人のこどもたち。大人と、山羊や馬と、火や水とともに暮らす。食べる。眠る。泣く。走る。遊ぶ。こどもがこどもの仕事に一生懸命なその瞬間、小さな体の内側で大きな物語がはじまる。

★トークゲスト:高橋久美子さん(作家・作詞家 ex.チャットモンチー)✕野中真理子

裸足で踏む土、踊る水、つかむ風、季節の音。

桶川出身の自分でさえ、捨ててしまった記憶の数々がスクリーンに蘇る。

親になった現在(いま)、好奇心を失した大人になってはいけない!と自分を叱りつけています。——本木雅弘(俳優)

【監督:野中真理子 プロフィール】

1959年生まれ。大学卒業後テレコムスタッフに入社。TVディレクター時代の主な番組に「世界の車窓から」、「NONFIX」(「東京野良犬絶滅都市」「在日コリアンを考える」でギャラクシー奨励賞受賞)、「ミゼットプロレス伝説」、「ドキュメンタリー人間劇場」、「課外授業 ようこそ先輩」など。01年公開の初監督作品『こどもの時間』は数ヶ月におよぶ大ロングランヒットを記録した。04年『トントンギコギコ図工の時間』を公開。文化庁文化記録映画優秀賞・キネマ旬報ベストテン文化映画部門第3位を受賞、小学校図工専科のバイブルとしても語り継がれている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa