このたび、映画『ママ、ごはんまだ?』が、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭として知られるスペイン最大の国際映画祭であるサン・セバスチャン映画祭(9月16日〜9月24日)のキュリナリー部門に公式出品が決定しました。今回6回目となるキュリナリー部門は、食をテーマにした映画が7本選ばれ、『ママ、ごはんまだ?』は、9月20日に上映されます。

『ママ、ごはんまだ?』が描き出すのは、料理を通して見えてくる、母から娘たちへの愛、そして家族の絆。一青妙によるエッセイ「私の箱子」「ママ、ごはんまだ?」(講談社刊)を基に、心温まるヒューマンドラマを描きます。

主人公・妙を演じるのは、多くの映画やドラマで活躍する実力派、木南晴夏(『20世紀少年』)。その妹・窈に、期待の若手女優、『アオハライド』『神戸在住』の藤本泉。母・かづ枝には、演技派、河合美智子。監督は『能登の花ヨメ』『神戸在住』の白羽弥仁。東京、金沢、中能登町、台湾のロケを敢行、数々の台湾家庭料理を作るシーンも映画を魅力的なものにしています。そして主題歌は、一青窈が歌う「空音」。原作者である姉との絆を見せます。

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執筆者

Yasuhiro Togawa