イタリア映画の名匠、ルキノ・ヴィスコンティ(Luchino Visconti、1906年11月2日〜1976年3月17日)の生誕110年、没後40年にあたり、これまでのアーカイヴ記事や、新たに著名人・作家などがヴィスコンティについて書いた原稿をまとめた書籍になります。特集上映なども各地で予定されています。

ヴィスコンティ 各作品解説・物語・自作を語る・批評
【作品】
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」/「揺れる大地」/「ベリッシマ」/「われら女性」(オムニバス)/「夏の嵐」/「白夜」/「若者のすべて」/「ボッカチオ’70 『レンツォとルチアーナ』」(オムニバス)/「山猫」/「熊座の淡き星影」/「華やかな魔女たち」(オムニバス)/「異邦人」/「地獄に堕ちた勇者ども」/「ベニスに死す」/「ルートヴィヒ」/「家族の肖像」/「イノセント」

【執筆者】(予定)
増村保造/佐藤忠男/海野弘/荻昌弘/倉橋健/寺山修司/高崎俊夫/淀川長治/斎藤龍鳳/唐十郎/三島由紀夫/澁澤龍彦/松田修/円地文子/巖谷國士/由良君美/ルキノ・ヴィスコンティ/白石かずこ

Column
増村保造とヴィスコンティ (寺岡裕治)
三島由紀夫とヴィスコンティ (山内由紀人)

Review
ヴィスコンティとアメリカ映画 (渡部幻)
耽美の切断面—「地獄に堕ちた勇者ども」と「ベニスに死す」
~ヴィスコンティは日本でどう受け止められたのか?~ (石田美紀)

定価 1,204円+税
刊行 2016年8月31日
判型 B5
ページ数 144
発行元 キネマ旬報社
ISBN 978-4-87376-444-3

執筆者

Yasuhiro Togawa