本年度ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作、ジャンフランコ・ロージ監督最新作
「Fuocoammare(英題:Fire at sea)」の邦題が、『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』に決定し、
2月にBunkamura ル・シネマにて公開されることとなりましたので、お知らせいたします。

イタリア最南端、北アフリカにもっとも近いヨーロッパ領の小さな島、ランペドゥーサ島。12歳の少年サムエレは友だちと手作りのパチンコで遊び、島の人々はどこにでもある日々を生きている。しかし、この島にはもうひとつの顔がある。アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパを目指す多くの難民・移民の玄関口なのだ。本作は、『ローマ環状線 めぐりゆく人生たち』(ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞)
のジャンフランコ・ロージ監督が、温かくも冷静な眼差しで島の日常を見据えるドキュメンタリー。
世界の縮図が浮かび上がってくる、静かなる衝撃作です。

本作は、第11回UNHCR難民映画祭の注目作として、10月に東京にて日本初上映されます。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=55474

執筆者

Yasuhiro Togawa