平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した、朝井リョウによるベストセラー『何者』(新潮文庫刊)。『桐島、部活やめるってよ』で等身大の高校生を描き切った著者が、就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生を描いた話題作をついに映画化。主人公の冷静分析系男子・拓人役は『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』と立て続けに主演作が公開され、いま最も人気と実力を兼ね備える佐藤健。拓人がほのかな恋心を抱き続ける地道素直系女子・瑞月役には有村架純。偶然にも拓人の部屋の上に住んでいた意識高い系女子・理香役に二階堂ふみ。拓人のルームメイトの天真爛漫系男子・光太郎役に菅田将暉。理香と同棲している空想クリエイター系男子・隆良役に岡田将生。拓人が所属していた演劇サークルの先輩で5人を冷静に観察している達観系先輩男子・サワ先輩役に山田孝之と、世代を代表する若手実力派俳優陣が集結し、“恋愛・友情・就活・裏切り”という現代のリアルな青春物語を魅せつけ、独特な世界観に引き込みます。演劇界の若き鬼才・三浦大輔が監督・脚本を担い、“痛いほど圧倒的な現代のリアル”が詰まったこの問題作を、深みのある演出で描きます。

そしてこの度、菅田将暉が劇中で熱唱しているライブシーンが解禁となりました!劇中で菅田は「OVER MUSIC」というバンドのボーカル兼ギターを担当する光太郎役を演じており、今作では実際にライブシーンを熱演!パッション溢れる見事な歌声を披露しています。バンドメンバーにはファンクポップバンドとして人気急上昇中の「カラスは真っ白」のタイヘイ(Dr)とオチ・ザ・ファンク(Ba)、さらにレコーディングとギター指導ではシミズコウヘイ(Gt)も参加。撮影の約1ヶ月前から本格的に練習を開始し、撮影中には冗談を言って笑いあう程に親交を深めたメンバーたちが魅せるライブシーンはまさに圧巻!本物のバンドさながらの勢いと一体感のある演奏を魅せています。さらに菅田がライブに駆けつける程、親交のある「忘れらんねえよ」(提供曲:『俺よ届け』『まだ知らない世界』)と、「LAMP IN TERREN」(提供曲:『pellucid』)が楽曲を提供!疾走感あふれるナンバーやバラードなど計3曲を劇中で披露します。人気沸騰中のバンド陣とタッグを組み、大迫力の音楽シーンが完成した本作に是非、ご注目ください!

『何者』OVER MUSICライブ映像

【映画公式サイト】
http://nanimono-movie.com/
【リンクURL】
https://youtu.be/8w4A2mXGhXg

【菅田将暉コメント】
バンド練習は撮影の約1ヶ月前からやらせて頂きました。撮影は本当に楽しくて気持ちよかったです!
会場にいたお客さん・バンドのメンバーと全部の呼吸が合う瞬間があって、その時は本当にたまらなかったです。

【忘れらんねえよ(柴田隆浩)コメント】
僕は菅田さんが凄くかっこいいと思うので
超気合い入れて書いたら、
自分史上最高傑作の曲ができました。

【LAMP IN TERREN(松本大)コメント】
“pellucid”という楽曲を書きました。ですが、劇中では僕ではなく、菅田将暉さん(光太郎の方がいいか)が歌います。それだけでも、とても不思議な感覚です。
『何者』に登場する人達を、文章を追って妄想を膨らませていくと「自分の周囲もこんな感じだったかな」と、なんとなく懐かしくて、そこへ手紙を書くように曲ができていきました。
おこがましいかもしれませんが、劇中に流れる”pellucid”は僕と菅田さんで、原作にはない光太郎の一面を作れた気がしています。物語のほんの一部ですが、「歌」という視点から作品がより一層伝わる事を願ってます。

【カラスは真っ白(タイヘイ)コメント】
東宝撮影所での菅田くんとの顔合わせで「まずスタジオ入ろうや」となり、初対面がバンド結成初日になりました。最初に音を奏で合い、その後にお互いの好きな音楽や趣味の話で盛り上がり、まさにバンドを組んだ時の初期衝動そのものでした。
その後も練習、そして遊びを重ねるなか、彼の底知れないフロント力とカリスマ性、役の範疇を超えるほど本物のバンドマンになっていく姿にとても感銘を受けました。
ライブ撮影当日にはOVER MUSICのオリジナルソングも披露したのですが、菅田くん、ベースのオチ、ギター指導のシミズ、僕ドラムのタイヘイみんなで曲を作り、グダグダしながら楽しんで歌詞を付けてたり、今思い出しても青春の1ページみたいで、少し照れます。またライブやりたいです!

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執筆者

Yasuhiro Togawa