初監督作品『さんさんごご』が第8回沖縄国際映画祭U—25 部門にて観客賞とグランプリをW受賞した新進気鋭の早稲田大学生監督コンビである倉持治と佐久間啓輔。その二人が「学生映画の枠を超えたい」という想いを胸に長編映画の制作へと乗り出しました。

新作の『花はだいだい』は、終電で寝過ごし田舎町に辿り着いた 36 歳会社員の佐々木弘嗣と、佐々木に「さとるさん」と呼び掛けてきた不思議なおばあちゃん。二人を中心に展開される、ちょっと幻想的であたたかい家族の物語となっています。

前作では脚本と主演を手掛けていた佐久間啓輔を共同監督として迎えたほか、2016 年東京学生映画祭にて役者賞に選出された横田光亮と、第 37 回ぴあフィルムフェスティバル映画祭にて 4 冠を成し遂げた『したさきのさき』(中山剛平監督)にて主演を務めた見里瑞穂をキャストに迎え、いま注目を集めている若手俳優陣が集結しています。

また、今年 8 月 22 日に MotionGallery にて開始したクラウドファンディング(https://motion-gallery.net/projects/sakuramochi-2016)のリターンではメイキング入り DVD や限定上映会のほか、『花はだいだい』オリジナルTシャツも用意しています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa