シリーズ累計の世界興行収入が約1兆円という、類を見ないメガヒットを飛ばし、日本でも老若男女問わず広く親しまれている「ハリー・ポッター」の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(『ファンタビ』)が11月23日(水・祝)より公開となる。『ハリポタ』シリーズの原作者J.K.ローリングが、映画のための脚本を書くためにペンを取った渾身の一作。シリーズ4作の監督、デイビッド・イェーツとのタッグとあって、これまでのハリポタの世界観を正当に受け継いだ新シリーズの完成が、世界中で待ち望まれている。この度、新着映像と画像が公開となり、ニュートのトランクから逃げ出した魔法動物の姿が明らかになった。

ハリー・ポッターと同じあの魔法世界の新しい物語を綴る本作。新主人公のおっちょこちょいで人見知りの魔法使いニュート・スキャマンダーは、動物といる方が気が楽な魔法動物(ビースト)学者。ある日、彼の不思議なトランクから、魔法動物たちが逃げ出し、街中が前代未聞のパニックに。ニュートは人間界と魔法界、2つの世界の危機を救えるのか!?

到着した映像からは、おとなしく、内気だが、自分の棲む木に危険が迫ると、襲い掛かり長く鋭い指で目玉をほじくるといわれている[ボウトラックルのピケットくん]や、キラキラ光るものが大好きな[二フラー]、脅されると姿を消すのでそうやすやすと見ることができない[デミガイズ]、まだあまりよくわかっていない動物だが、飛ぶと嵐を呼ぶと言われている[サンダーバード]をはじめとした、たくさんの魔法動物の姿を確認できる。

ニューヨークへやって来た、英国人で魔法使いのニュートに対し、J.K.ローリングは「ニュートは自分が全く理解していない社会に入っていくの」と明かす。例えば、アメリカの魔法界については「彼らの法律は、ノーマジ(人間)との関係において、かなり遅れている」と小言を漏らし、人間と友達にならない、あるいは結婚することが許されないなんて“ばかげたこと”だとニュートは思っているという。そんなニュートを演じたエディ・レッドメインは「映画が進むにつれて、ニュートが少しずつヒーローに見えてくる」と振り返る。人間界を襲う前代未聞の大混乱にニュートがどのような魔法を放つのか気になるところだ。

スケールアップする世界観、進化する魔法、予測不能な大冒険と壮大なドラマ。波乱の展開を想像させる映像に益々期待が高まる。

・映像
https://www.youtube.com/watch?v=dzoe9IbV9cY

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執筆者

Yasuhiro Togawa