講談社「別冊フレンド」に連載され(04年〜13年)、洗練された世界観と、リアルな心理描写で熱狂的に愛され続ける少女マンガ「溺れるナイフ」、待望の映画化!小松菜奈、菅田将暉W主演、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音という最旬キャストの発表に、「このキャスティング、この実写映画化は奇跡!」とSNSを中心に話題沸騰!監督は、日本映画界最注目の新鋭・山戸結希。気高く危うい10代の破裂しそうな恋と衝動を描いた、誰も出会ったことのないラブストーリーが誕生した。

この度、本作で映画初出演となった志磨遼平ソロプロジェクト・ドレスコーズが、主題歌を担当することが決定した。主題歌は志磨が在籍していた伝説のバンド・毛皮のマリーズの名曲「コミック・ジェネレイション」。本作のために、ドレスコーズがニューバージョンを再録。
美しい刹那を捧げ合った恋人たちの残像が、永遠に魂に焼きつくラストシーン後に華を添え、希望の光を導き出す。「コミック・ジェネレイション」は、映画「GANTZ:O」主題歌となった「人間ビデオ」とW主題歌シングルとして10月12日(水)に発売される。

また、本作の志磨の場面写真も解禁された。気鋭フォトグラファーであり、映像クリエイターの広能を演じた志磨は、カメラを構えるときは、腕をあげ足を広げるなど実際のカメラマンを参考に役作りに挑んだという。

さらに、WEB限定ポスタービジュアルも解禁となった。神様に仕えるにふさわしい気高さと野性味をあわせ持つコウ(菅田将暉)、コウに強く惹かれていく夏芽(小松菜奈)。海の中で見つめ合う二人は、傷付きながらも惹かれあうさまが伝わり、二人の恋の行方が気になるビジュアルに仕上がっている。

破裂しそうな10代の恋と衝動を描く、不滅の“純愛”ストーリーにご期待ください。

ドレスコーズ
毛皮のマリーズのボーカルとして2011年まで活動、翌2012年1月1日にドレスコーズ結成。7月にシングル「Trash」(映画「苦役列車」主題歌)でデビュー。現在は志磨遼平のソロプロジェクトとなっている。これまでにフルアルバム4枚、シングル2枚、LIVE DVD1枚、LIVE Blu-ray&DVD1枚をリリース。俳優としては本作が映画初出演となる。

志磨遼平 コメント

2013年、最も衝撃を受けた映画『おとぎ話みたい』とそれを撮った若干24歳(当時)の山戸結希。「詩のような映画」ではなく「映画のような詩」を初めて目撃したぼくに、その監督自ら今作『溺れるナイフ』への出演オファーを頂いて断る理由はありませんでした。これがぼくの初演技となります。ご笑納下さい。
さらに光栄なことには、主題歌として、ぼくが昔書いた“コミック・ジェネレイション”という曲の起用までが発表されました。ところが昔のぼくはあまりに傲慢で、自分以外の誰のためにも歌ってはいない。今作に寄り添うことが出来ているかはなはだ不安です、と正直に伝え、監督との相談の末にこの度の再演奏・再録音を行いました。
これは『溺れるナイフ』という夢、その中で暮らす夏芽とコウちゃんのためだけに演奏した(つまり自分以外のために演奏する、初めての)“コミック・ジェネレイション”です。たった一度の録音とたった一度の初演技を、ぼくはこの作品に捧げます。

ドレスコーズ/毛皮のマリーズ 志磨遼平

山戸結希監督コメント
志磨さんの眼の、ひとを硬直させる感じ。声の、がんじがらめにする感じ。誰にも似ていない手。志磨さんだけが歌う歌だと、1秒目から永遠に分からせてくれる感覚。
志磨遼平さんは、すべての女の子にとっての、広能さんみたいな男の子でもあるのだと、和歌山で広能役を演じる彼自身を見ながら、あるいは東京の編集室で日毎彼の残像を見ながら。暗闇で最後にその歌が流れた時、客席の女の子が自分自身と、小松菜奈さん演じる夏芽とが重なる場所を見つける姿が、かけがえなく頭をよぎるのでした。
今回の音源をスタジオで初めてお聴きした時、心の内側に満ちる『コミック・ジェネレイション』から、心の外側を満たそうとする『コミック・ジェネレイション』に生まれ変わっていただいたのだと感じました。彼の歌に世界を破いて光を射される、傷だらけの女の子にいつか出会うのでしょう。

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執筆者

Yasuhiro Togawa