テレビ東京ほかにて、毎週金曜深夜 0 時 12 分より好評放送中(8 月 19 日のみ 0 時 22 分スタート)の生瀬勝久主演「ドラマ 24『侠飯〜おとこめし〜』」が、先日クランクアップしました。レギュラーキャスト 8 名が、撮影を振り返りコメントしましたので発表いたします。
作家・福澤徹三の同名小説を映像化した「ドラマ 24『侠飯〜おとこめし〜』」は、ヤクザの組長・柳刃竜一(生瀬勝久)が大学生・良太(柄本時生)の家に住みつき料理をふるまう、“任侠×グルメ”という究極の進化系グルメドラマです。
毎回登場するごく普通の食材が、簡単な調理で“絶品料理”に生まれ変わる様は多くの視聴者の胃袋を刺激し、登場した料理を真似して作る人が続出しています。料理と共に注目されているのが、食事中に柳刃が発する言葉の数々。「余り物でも、やり方次第で、活きる。どんなものでも、価値がある。」といったセリフが登場します。これらは料理に対して語られる言葉ですが、就活に行き詰まる良太は自分への助言のように感じ、ドラマを見ている人も同じ印象を持っているようです。
今後の展開では、さらに意外な食材を組み合わせた料理が次々と登場するほか、良太の成長や柳刃の秘密にも迫っていきます。この度撮影が終了し、レギュラーキャストが本作への思いを語りました。

◆主演:生瀬勝久<柳刃竜一役>コメント
ワンクールのドラマでしたが、弾丸で一気に撮ったという印象で充実した夏になりました。撮影開始前に台本がほとんど最後まで出来上がっていて、どこに向かえばいいのかわかっていたので、演じやすかったですね。まだ 4 回までしか放送されていませんが、多くの方に見ていただけているというのは心強いですし、知り合いからも面白いと評判ですので、嬉しいです。
今回のドラマが他のものと違うのは、出てきた料理を実際に作ってみることができることです。僕もほとんどの料理をプライベートでも作ってみて、家族や友人に振る舞いました。第 1 話に登場した「冷凍枝豆とちくわのかき揚げ風」は、調理自体も簡単ですし、おいしくて評判が良かったです。
料理ばかりではなく、僕の芝居も楽しんでもらえていると思っていますよ。柳刃がぼそっとこぼす“金言”は、もちろん台本の力もありますが、良太に対して語りかけるのではなく、たまたま言った言葉に良太が感じるものがあったという形で見せたいと思っていたので、説教臭くならないように心がけていました。
今後は、柳刃と敵対する山盛組との対決がどうなっていくのか最終回まで注目していただきたいのと、料理になぞらえて語られる柳刃の金言が、僕の背中でどう語られるのか、これからも楽しみに見ていただければと思います。

◆柄本時生<若水良太役>コメント
やっと撮影が終わって、今は「本当に大変だった」という印象が強いです。本当に大変で眠れないくらいで、セリフもなかなか覚えられなくて。
生瀬さんはすごく優しい方なんですけど、チクリと刺すような部分もあって、そこが魅力的で素敵だなと思っています。三浦さんは 19 歳の頃から知り合いで、共演も 4 回目なんですけど、ご一緒できて嬉しかったですし、楽しかったです。大学生の友人役の 3 人は、全員変な人だと思っています。僕を含めて 4 人で行動しているのに 1 人だけ違う方向に行ったりして(笑)。
僕が演じた良太は、全話に出てきた料理を全部食べた唯一の役なのですが、さんまの蒲焼きたまご丼(今後の放送回で登場)はすごくおいしかったです。個人的には蒲焼きは甘さ控えめのものが好きなんですけど、それでもおいしく感じて。おかず部門では軟骨入り餃子(第 2 話に登場)が気に入りました。
今後は、どんどん柳刃の謎が解けていきます。そして、おなかがとってもすくと思うので、番組 HP でレシピを見たりしながら楽しんでください。

◆内田理央<結城春菜役>コメント
2 カ月間あっという間で早かったなというのと、夏なので暑かったなというのが、撮影を終えての今の率直な気持ちです。このドラマに出てくる料理を結構作っているので、この 2 カ月で料理が楽しくなって、レパートリーが増えました。
紅一点ということで、大学生の男子 3 人に囲まれていましたが、仲間の 1 人として対等な立場になれるよう、心がけました。撮影を終えて、その 3 人のキャラクターの中では、良太が一番好みです。
皆いい人ですけど、いざという時に助けてくれるのは良太だなと思いました。
これから放送する 5 話以降は 4 話までとは違った要素が入ってきます。6 話では恋愛のハラハラも加わりますよ。毎回おいしい料理と人生において大切なことを柳刃さんが教えてくれるので、お見逃しなく。

◆高畑裕太<米倉信也役>コメント
同年代のキャストが多くて、撮影現場で楽しく過ごせたので、友情が育まれましたし、それがドラマの中にも活きていると思っています。
オタクの役は初めてでしたが、脚本家の根本さんが当て書きをしてくださったので、演じ易かったです。感情表現が豊かな役なので、やり過ぎになっていないか気になったのですが、監督に相談したら、「君がやることによって君の役になるんだから、好きに振り切ってやっていいよ」と言われ、それを聞いて、やらない後悔よりやる後悔だな、と思って羞恥心を捨ててやろうと決めました。
今後のストーリーでは、新たな人物も登場し、どんどん見逃せなくなっていきますので、楽しみにしてください。美味しい料理も引き続き出てきますので、僕の目標はこのドラマで日本の平均体重を5kg 増やすことです。

◆戸塚純貴<塩之谷洋介役>コメント
洋介は柳刃を怪しんで、良太を追い詰める行動をとりますが、洋介としては正義のためにやっているんです。洋介の友達を思う気持ちの描き方が原作とは違ったので、そこはやる気がかなり出ました。これまでは、コミカルな役を演じることが多かったのですが、今回はクールでお金持ち、余裕がある役。やったことがない役で新鮮でした。
ドラマでこんなに料理を食べることがなかったので、芝居以外のところで胃袋で闘っていると感じていました。でも、完成したドラマでは、すごくおいしそうに食べているように見えたので、本当に料理がおいしかったんだなと改めて思いました。
いま中盤にさしかかり、クライマックスに向けて洋介が良太を追いこんで、物語をひっかきまわしていきます。最初の頃とは違う洋介の顔を見てもらいたいです。これから急展開していくのでお楽しみに。

◆木下 隆行(TKO)<牛尾役>、木本 武宏(TKO)<鳥山役>コメント
木下: 僕ら(TKOの 2人)は、ドラマのストーリーにはそれほど関わらず、2人だけの世界にいることが多くて、オンエアでは客観的にドラマを楽しんでいました。良太と柳刃をはじめとした任侠の方々との妙な関係性が、ギャップがあって面白いですよね。
木本: 絵面は怖いと感じることもあると思いますけど、見ていくと温かいんですよ。優しい気持ちになれるというか。
木下: 何よりもおいしそうですよ。24 時以降のあの画は。
木本: 生瀬さんを見ていると男は多くを語らずにいるのがかっこいいと感じますね。ドラマを見ると影響されて無口になってしまうというか。憧れちゃいますね。
木本: コンビでの出演はやりやすい部分も多かったです。普段は大阪弁なので相方にイントネーションを直してもらったり。そういうことはダイレクトに言ってくれますからね。あとは、台本を合わせるのが現場に来なくてもできてしまうのが良かったです。
木下: 2 人で模索しながら作るコントとは違って、他の人が作ったものを演じるというのは、ゴールが決まっているので新鮮でしたね。その普段とは違う状態で、お互い標準語でしゃべり合うので、ちょっとこっぱずかしい部分もあったり。
木本: 食に関するこだわりを話す場面が多くて、役の設定として「目玉焼きにはソース」と言い切らなければいけないんですけど、本当は違うんですよ。見ていた方が SNS で「しょうゆだろ!」と怒ってきて…
木下: 僕は逆に「ソースだろ!」と来た(笑)。 やっぱりそれぞれにこだわりがあるんですね。
木本: 世間の人々の好みを知ることができて面白いですよ。

◆三浦誠己<火野丈治役>コメント
40 歳にして初めて連続ドラマのレギュラーを務めさせていただきました。クランクアップを迎えることができて、ほっとしています。生瀬さんには、直接的な言葉ではないですけれど、本当に色々なことを姿勢から学ばせていただき、光栄に思っています。
“任侠×グルメ”という組み合わせで、「ドラマ 24」枠にフィットした作品だなと思っていました。柳刃が学生たちに人生のアドバイスをして、任侠ものでありながら人情ものでもあるというところが好きです。僕が演じる火野は乱暴者で、台本を読んだ時に演じてみてどうなるか不安もあったのですが、悩まず迷わず動物的にやってみようと思って現場に入りました。昭和っぽい古い言葉をアドリブで使ったりもしているので、その部分も楽しんでほしいです。
8 月 19 日放送の第 5 話は、柳刃ではなく、火野が調理をします。ジェイルライスを作るのですが、調理の過程で食材を振り回す時に、メキシコっぽくマラカスを振りながらやろうとしていたんですけど、監督に却下されまして、悔しい思いをしました。どういう状態でドラマで使われているか、ぜひ確かめてください。

◆番組概要
タ イ ト ル: ドラマ 24『侠飯〜おとこめし〜』
放送日時: 毎週金曜深夜 0 時 12 分 (8/19 のみ深夜 0 時 22 分スタート)
放 送 局 : テレビ東京系(テレビ東京・テレビ北海道・テレビ愛知・テレビ大阪・テレビせとうち・TVQ 九州放送)
※テレビ大阪のみ、翌週月曜 深夜 0 時 12 分
主 演: 生瀬勝久
出 演: 柄本時生・ 内田理央 高畑裕太 戸塚純貴 木下隆行(TKO) 木本武宏(TKO)・ 三浦誠己
原 作: 福澤徹三「侠飯〜おとこめし〜」(文春文庫刊)
監 督: 榊英雄 山口雄也
脚 本: 根本ノンジ 清水匡
音 楽: 榊いずみ
オープニングテーマ: 「i am hungry」エレファントカシマシ(ユニバーサルシグマ)
エンディングテーマ: 「歩み」wacci(EPIC レコードジャパン)
チーフプロデューサー:浅野太(テレビ東京)
プロデューサー:濱谷晃一(テレビ東京) 松本拓(テレビ東京) 近藤正岳 中野剛
制作監修: 黒澤満
制作協力: ファミリーツリー
制 作: テレビ東京 / セントラル・アーツ
製作著作: 「侠飯〜おとこめし〜」製作委員会
番 組 HP: http://www.tv-tokyo.co.jp/otokomeshi/

執筆者

Yasuhiro Togawa