オーストリアのウィーン美術史美術館の改装の舞台裏を描いたドキュメンタリー映画『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』 の初日が11月26日(土)に決定し、予告編とポスタービジュアルが解禁となりました。この度、解禁となったポスタービジュアルは舞台となるウィーン美術史美術館の豪華な展示室を掃除している清掃員や、ブリューゲルの傑作「バベルの塔」を4人がかりで運んでいる写真が使われ、重厚で煌びやかな中にもユーモアが見えるような個性的なビジュアルに仕上がってます。予告編はハプスブルク家のインペリアルを継承し続ける学芸員や美術館で働く様々な人々の日々の仕事ぶりが描かれています。120 周年目の節目に行われた大改装を通し、オークションや予算会議、名画の修復の現場などなかなか見ることのできない美術館の裏側を知ることができる貴重なシーンは必見です。また伝統を「未来に繋げる」という重要なミッションを背負ったスタッフたちの「理想と現実」に悩む姿も捉えています。

名門ハプスブルク家の遺産を受け継ぐ“偉大なる美術館”。
「ウィーン美術史美術館」が、創立 120 年目に課せられたミッションとは!?

645 年間君臨したハプスブルク家の歴代皇帝たちが蒐集した膨大な数の美術品を所蔵し、今年で創立125周年を迎えた ウィーン美術史美術館。収蔵作品は、クラーナハ、フェル メール、カラヴァッジオなどの名画から絢爛豪華な美術工芸品まで多種多彩。なかでも傑作「バベルの塔」をはじめとしたブリューゲル・コレクションは世界最多を誇る。そんな伝統ある美術館にもグローバル化の波は押し寄せ、美術館スタッフたちが「伝統の継承」と「次世代へ向けた革新」という正反対の選択を迫られながらも、自らの職務に取り組んでいく姿を映し出していく。それぞれの仕事に誠実に対処する彼らのストーリーは、悪戦苦闘しながらも時にユーモアにあふれ、働く喜びを感じさせてくれる。また、虚飾のないカメラで捉えた美術品の収蔵庫、修復作業場、閉館後の館内など、ふだん見ることのできない美術館の裏側も見どころのひとつだ。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=G6ERs88-hF0

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執筆者

Yasuhiro Togawa