18世紀イギリスの片田舎で、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを綴った恋愛小説の金字塔『高慢と偏見』。
その舞台を、謎のウィルスに感染した終末世界に置き換えるという大胆な試みで話題を呼び、
200万部 を越えるベストセラーとなった大ヒットマッシュアップ小説「高慢と偏見とゾンビ」(ジェイン・オースティン&セス・グレアム=スミス/二見文庫刊)を初の完全映画化!
 

発売当初センセーションを巻き起こし「ニューヨークタイムズ紙」のベストセラーリストにも入った原作小説、世間で話題となるそのちょっと前、プロデューサーとしても活躍する女優ナタリー・ポートマンから製作アリソン・シェアマーへかけられた1本の電話が、今回の映画化プロジェクトを始動させることとなった。
監督・脚本には『セブンティーン・アゲイン』の気鋭バー・スティアーズ、キャストには英国文学の金字塔である原作の世界観を体現するべく、若手から重鎮まで多彩な英国俳優が集結。
 
主人公のベネット家の次女、エリザベスを演じるのは、ディズニー映画『シンデレラ』に主演し、世界中の老若男女を魅了、英国貴族社会を描いた人気テレビドラマ『ダウントン・アビー』でもよく知られるリリー・ジェームズ!華奢で可憐な姿とは裏腹に、『キル・ビル』さながら得意のカンフーを駆使し、ゾンビを倒すスタイリッシュなアクションシーンは必見!
エリザベスとすれ違いながらも惹かれあう大富豪の騎士ダーシー役は、『マレフィセント』のサム・ライリーが演じる。
少女マンガにも通じるぶっきらぼうだけどどこか放っておけないツンデレ男子ぶりには、エリザベスの乙女心も翻弄されっぱなし。
すれ違いながらも恋に落ちていく二人を待ちうけるのは人類とゾンビの最終戦争!共に闘うエリザベスとダーシー、果たして恋の行方は?ロマンス×ゾンビ×アクション、ありえない組み合わせがこの秋最高の化学反応を生む!

この度、華麗で美しい五人姉妹の、ちょっぴりセクシー&デンジャラスなお支度場面写真が公開された!
玉の輿を強く願う母の猛プッシュもあり、紳士で裕福なお相手との出会いを求め、適齢期の男女にとっての一大イベント、舞踏会へ向かう身支度に励む姉妹たち。
ランジェリー姿で一列に並び、互いのコルセットをしめあったり、せっせとお支度をするその様子は実にキュート、同じくジェイン・オースティンの「高慢と偏見」を映画化した「プライドと偏見」(2006)でもお馴染のシーン。
しかし、本作のお支度シーンは少し様子がおかしい…美しいドレスの下、そしてブーツの中に忍ばせているのは恥じらいではなく、なんと切れ味鋭いナイフや武器の数々!
だって舞踏会で待っているのは運命の人だけでなく、紳士淑女を狙うゾンビたちもいるかもしれないから。
「高慢と偏見」のファンも納得のオマージュシーン満載ながら、マッシュアップ作品ならではのデンジャラスなスパイスがピリリときいているところも大きな見どころの一つ。華麗な舞踏会に足を踏み入れた5人姉妹に一体どんな展開が待っているのか?想像すればするほど、今からわくわくが止まらない。

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執筆者

Yasuhiro Togawa