このたび、劇団 EXILE 青柳翔の主演作、映画『たたら侍』がカナダ・モントリオールで開催される「第40回モントリオール世界映画祭」のメイン・コンペティション部門である「ワールド・コンペティション部門」に正式出品されることが決定いたしました。同映画祭公式上映が初のお披露目になり、青柳のほか、共演の AKIRA(EXILE)、小林直己(EXILE/三代目 J Soul Brothers)が映画祭に参加する予定となっております。

今作は EXILE HIRO が映画初プロデュースを手掛け、青柳、小林、AKIRA のほか、津川雅彦、奈良岡朋子、笹野高史、甲本雅裕、宮崎美子ら豪華俳優陣が集結。戦国時代中世の奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた青柳演じる青年が、葛藤や挫折を通して真の「武士」へと成長していく姿を描いた本格時代劇映画で、原作なしのオリジナルストーリーとなっております。
監督・脚本をつとめた錦織良成は、「日本人が心から誇れるエンタテインメント映画を作り、世界の人をあらためて驚かすことが出来るのではないか、それが若い世代の皆さんにも新しい感覚で伝わってほしい。」と今作への思いを語っております。
今回正式出品が決定した「モントリオール世界映画祭」は 1977 年に設立され今年で 40 回目を迎える北米最大規模の映画祭。毎年 8 月に行われ、今年は 8 月 25 日〜9 月 5 日(現地時間)の期間で開催されます。

青柳と錦織監督は 2013 年に、島根・隠岐に代々伝わる古典相撲を描いた映画『渾身 KON-SHIN』でもタッグを組み、第 36 回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールドシネマ長編部門で正式招待され、主演を務めた青柳は同映画祭創設者のセルジュ・ロジーク氏から「黒澤映画の三船敏郎のようだ」と評されたこともあり、滝田洋二郎監督作「おくりびと」(2008 年)以来の同映画祭のコンペ部門グランプリ獲得という快挙にも、大きな期待が寄せられております。

【青柳翔 コメント】
モントリオール世界映画祭への正式出品が決まったとお伺いした時は、HIRO さんや錦織監督をはじめ、共演者の方々、スタッフの皆さん、そして島根でご協力頂いた皆さんの想いが詰まった作品なので、喜びと感謝の気持ちでいっぱいでした。

この「たたら侍」は僕なりに考えて、日々、悲しい事件や悲惨な出来事がある中、自分は何もできないかもしれませんが、この作品を通して少しでも平和な未来がおとずれること、争いがなくなるよう、そんなメッセージが込められている作品だと思うので、たくさんの方に伝わればとても嬉しいです。また、撮影に入るかなり前から建設されたオープンセットも、スケールの大きさや細部までこだわり抜いたセットになっていますので、是非注目して見ていただきたいです。

また、モントリオール映画祭は「渾身 KON-SHIN」の時に初めて参加させて頂きましたが、純粋に映画が好きな方が集まり映画の話で盛り上がるそんなあたたかい映画祭と感じました。また現地の皆さんがとても温かく迎えていただき、感謝したことを覚えています。今年もたくさんの現地の方に映画「たたら侍」を純粋に楽しんでもらえるようお話しできることをとても楽しみにしています。
映画「たたら侍」がこうしてモントリオール映画祭に出品することが出来たのも、皆さまが支えてくれたおかげだと思っております!来年の公開を楽しみにしていてください!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53213

執筆者

Yasuhiro Togawa