この度、映画『ケアニン〜あなたでよかった〜』の製作が決定。介護という仕事を通して、働くことの意味や、人と人、地域との繋がりの尊さを描く、笑って泣けて人生に前向きになれる心温まる感動作となる。
 この映画は、主人公の新人介護福祉士が、郊外にある小規模多機能施設に勤めるなかで、施設に入所する方々や、共に働く仲間とのふれあいを通して、介護の仕事に本気で向き合い成長していく物語。

 新人福祉介護士として仕事に奮闘する主人公・大森圭を演じるのは、若手俳優の戸塚純貴。映画『先輩と彼女』(15)、『HK/変態仮面アブノーマル・クライシス』(16)などの話題作への出演や、『けんじ君の春』(16)などで主演を務めるなど俳優として活躍するほか、バラエティ番組への積極的な出演などでその存在感を印象づけている。仮面ライダーから昼メロ、オネエ系に至るまでの役を幅広く演じ、新世代のカメレオン俳優として注目を浴びている彼が、今回は日本の超高齢社会をテーマに、仕事に向き合う中で成長していく青年を演じる。

 本作でメガホンをとるのは、山本美月を主演にした映画『東京PRウーマン』(15)で、PRという仕事にフィーチャーしたお仕事ムービーを手がけた鈴木浩介監督。 WOWOW版「下町ロケット」(11)、「あぽやん〜走る国際空港」(13)、「銭の戦争」(15)、「沈まぬ太陽」(16)など、数多くのテレビドラマの演出を手がけた経験を生かし、今作では介護という仕事に焦点を当て、新たなお仕事ムービーを誕生させる。
超高齢社会が進む日本において、介護職員が不足するという重大な課題に向き合いながら、“介護の仕事”の本質を丁寧に描くことで、介護職のイメージを向上し、少しでも多くの人が介護職を目指すきっかけとなることを目指し製作を行う。クランクインは8月中旬を予定し、2017年春の公開を目指す。

 ※ケアニンとは… 介護、看護、医療、リハビリなど、人の「ケア」に関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱を持って働いている全ての人を総称した造語です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa