この度、イーサン・ホーク監督作『シーモアさんと、大人のための人生入門』が2016年9月下旬、シネスイッチ銀座、渋谷アップリンクほか全国順次公開致します。
本作はトロント国際映画祭をはじめ多くの映画祭で上映され静かな感動を巻き起こしました。

本作を一足早くご鑑賞くださった各界のプロより
「最初、この映画を家族に観せたいと思った。そして、大切な人に観せたいと思った」(エッセイスト・松浦弥太郎さん)、「息詰まったとき、私は繰り返しこの映画を観るだろう」(エッセイスト・平松洋子さん)、「人生で最上の喜びというのは心から尊敬できる師に出会うということだ」(住職・松山大耕さん)、「イーサン・ホーク魂のドキュメンタリーだ!」(落語家・立川志らくさん)、「人生のバイブルとなる映画に出会えたことに感謝します」(健康社会学者・河合薫さん)
などなど、熱のこもった大絶賛の声が到着しました!

また、この度解禁した本ビジュアルでは、89歳ピアノ教師シーモアさんが真剣な眼差しでピアノに向かう姿が切り取られ、「人生はうつくしく、いとおしい」というキャッチコピーが添えられています。監督のイーサン・ホークは「シーモアのピアノ・レッスンは、人はいかに生きるべきかという奥深い教えに満ちている」と語り、シーモアの教えはピアノを通して、人間として成長できる事を感じさせられます。

<著名人コメント> *敬称略・順不同
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魔法をつかったのは、監督だろうか、シーモアさんだろうか。80分余りの映画の中で、僕の目は、耳は、彼が人生について語る言葉に、演奏に釘付けになって、離すことができなかった。音楽が生まれおちる過程はなんと美しく、苦渋に満ちたものであろう。そして、ああ、最後の一言。あんな言葉を残して僕は死にたい。

─さそうあきら(漫画家/『神童』『マエストロ』)

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最初、この映画を家族に観せたいと思った。そして、大切な人に観せたいと思った。僕は、いつまでもずっと観ていたいと思った。終わってもらいたくないと思った。もう一度観ようと思った。自分を救うのは自分でしかない。シーモアさんが、そう教えてくれた。

─松浦弥太郎(エッセイスト)

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人生で最上の喜びというのは心から尊敬できる師に出会うということだ。それは恋と同じで、何事にも代えがたい彩を人生に与えてくれる。私自身も彼が語るさまざまな哲学やピアノを通じた人生観に魅了されたひとりだ。生きる意味や喜びを忘れてしまった大人に是非味わってもらいたい名作である。

─松山大耕(妙心寺退蔵院 副住職)

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人間が一心に問えば、それが途方もない問いでも、おそらく答えが見出されるだろう。しかし答えは人間という小さな器に一気に注ぎ込まれる。その時人はたいへんな恐怖を感じるだろう。シーモア先生は音楽を通じそこに立ち会い続けた。だから、今多くの人に安らぎと智慧を与えられるのだろう。

─名越康文(精神科医)

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私はこの作品で初めてシーモア・バーンスタインの名前と出会った。そして彼が数少ない、現代における一流のピアノ教育者である事を確信した。20世紀を生き抜き、愛するスタインウェイのピアノと共に過ごしてきた長い年月の中で、音の持つ力、音楽が地球上に存在する本当の意味を彼は理解した。そんなバーンスタイン氏の一音一音が、21世紀を生きる私達全員に向けた、厳しくも優しいメッセージである…

─金子三勇士(ピアニスト/スタインウェイ・アーティスト)

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師を持たずにきたひとは幸いである。なぜなら、ここにシーモア・バーンスタインがいるから。ピアノの一音一音、静かな言葉が内省を促し、人生の思索に灯を点す。耳を傾ければ傾けるほど、バーンスタインのピアノは心の深い場所に降りてゆく。息詰まったとき、私は繰り返しこの映画を観るだろう。

─平松洋子(エッセイスト)

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世の中がどんなに変わっても、揺るぎない永遠の幸せの道を知る人は、なんと美しく輝き続けるのでしょう。“人格を作る源は、その人が持つ才能の中にある” 音楽と向き合うように自分と向き合い、優しさに満ち力強く生きるシーモアさんの真摯な精神が、溢れんばかりに私たちの琴線に共鳴します!

─浦山純子(ピアニスト/スタインウェイ・アーティスト)

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「心の存在」をこれほどまでに感じさせるドキュメンタリー作品が、かつてあっただろうか。シーモアさんが紡ぐ言葉を、奏でる音を聞き逃すまいと、私の心が必死で追いかけていた。生きづらい今、人生の羅針盤は外ではなく自分の中にあると伝えるシーモアさんのすばらしさ。人生のバイブルとなる映画に出会えたことに感謝します。

─河合薫(健康社会学者『なんかうまくいかない人間関係の悩みがなくなる本』)

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この作品はまるでピアノ教師シーモア・バーンスタインの名言集だ。「ピアノの音は消えるものだがこのピアノはなぜか伸びてくれる」。お気に入りのピアノの特徴を言っただけだが、詩の本質でもある。彼の名言がそのままピアノの演奏に聴こえてくる。イーサン・ホーク魂のドキュメンタリーだ!

─立川志らく(落語家)

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音楽家としての自分と普段の自分との深いレベルでの一体化を目指すシーモアさんのピアノレッスンは、とはいえ安易な人生観を押し付けるのではなく、極めて身体的なアプローチに終始する。そして不思議なことに、映画を観ている僕たちも、深層の筋肉がかすかに動き、呼吸が深くなっていることに気づき、果てしない充実感に満たされるのである。

─安田登(能楽師)

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音楽は人であり、また、人生でもある。シーモアさんに習うことのできたひとたちの顔はみな輝いていた。しみじみとした愛に包まれる作品。

─宮下奈都(作家)

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執筆者

Yasuhiro Togawa