ブルックリンに暮らす、世代の違うカップルたちのモラルや価値観のズレ、成功への夢と野心のぶつかり合いを、リアルかつユーモラスに描く本作は、ヒップスターたちのライフスタイルと最先端カルチャーを 80 年代のサウンドに乗せて贈る、クスッと笑えて、少しほろ苦くて、最後には胸が熱くなる“迷子の大人たち”の成長物語です。
本作の監督を務めたノア・バームバックは才気に溢れた脚本家としても活躍し、2004年にウェス・アンダーソン監督の『ライフ・アクアティック』の脚本を担当したことで注目され、05年に監督・脚本を手掛けた『イカとクジラ』では、アカデミー賞®脚本賞にノミネートされ、全米・NY・LAの映画批評家協会賞で脚本賞を総なめにしました。その研ぎ澄まされた人間観察力とシニカルな語り口、それでいて登場人物たちへの眼差しにハートフルな温かさを忘れないスタイルから、“ポスト/ウディ・アレンの大本命”の称号も手に入れました。

そんな彼が本作で描きたかったこととは?また、豪華キャストがノア監督の魅力について語る特別映像が到着いたしました!
「ノアは才能ある脚本家だ。人間の心の機微をばっちり捉えている。」そう語るのは、『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』(10・未)に続いてノア監督作には二度目の出演となるベン・スティラー。また、『フランシス・ハ』(12)に続いて同じく二度目の出演になるアダム・ドライバーも「ノアは失敗してもいいって思わせてくれるし、自由で心地のいい現場にしてくれたんだ。」と語るように監督との信頼が厚いことが伺えます。

ノア監督作品初出演となる女性陣もその脚本力を絶賛。アマンダ・サイフリッドは「いろんな俳優がノアと仕事をして、俳優としての自分の最高の部分を引き出してもらっている。みんな彼と仕事がしたいの。」と最上級の賛辞を贈っています。

「カップル同士でどう仲良くするのかっていうのにずっと興味があったんだ。他の人がいるとパートナーへの接し方が突然変わったりすることにね」そんな些細な変化に目を向けて描かれた本作は、誰しもが共感すること間違いなし!

貴重な撮影裏側を描いたメイキング動画も満載の特別映像、必見です!
https://www.youtube.com/watch?v=hyDrJT_MoWE

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執筆者

Yasuhiro Togawa