2004年より連載が開始し、単行本発行部数累計5,000万部を超える、週刊少年ジャンプ(集英社刊)の看板コミック「銀魂(ぎんたま)」(原作:空知英秋)は、抱腹絶倒のギャグと壮絶アクション、そして厚い人情をも詰め込んだ天下無敵の痛快エンターテイメント。舞台はパラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。主人公は、そんな時代に己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時。銀時とひょんなことから出会った仲間の身におきる様々な事件を描いていく。テレビアニメ化と、『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』(2010)≪興行収入10.7億円≫、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013)≪興行収入17億円≫の2度の劇場アニメ化を経て、今回ようやく実写映画化が実現。企画発表時は、原作の空知英秋は「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。」とコメントし、まさかの“基本泥舟”がトレンドワード1位に!さらに「原作の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。」とコメントした。実写映画化発表はネット上の話題を独占し、1000以上のニュースが配信されリアルタイム検索やトレンドワードを占拠。さらに7種のビジュアルがランダム表示される公式サイトは1日で120万PVを記録した。

ツッコミ担当・新八を菅田将暉が、破天荒ヒロイン・神楽を橋本環奈が、
そして、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシと、人気実力兼ね備えた
最高の俳優をキャスティング!

主人公は、万事屋(なんでも屋)の坂田銀時を小栗旬が演じる。天パの銀髪が特徴で、普段は気の抜けたような向上心ゼロの怠け者だが、剣の腕はかなりのもの。かつては攘夷戦争に参加し「白夜叉」の異名を持つ伝説の侍。決める所はビシッと決めるそのギャップに、男性のみならず、多くの女性ファンも獲得している。銀時が営む“万事屋”で働く志村新八に菅田将暉。「銀魂」のツッコミ役で少々ヘタレな面もあるが、侍としての強い信念を持ち合わせている。そして、同じ万事屋で働く、宇宙最強を誇る絶滅寸前の戦闘種族・夜兎(やと)族の生き残りの少女・神楽に橋本環奈が決定。原作同様、オレンジ色に自身の髪を染め、撮影に挑む。
容姿端麗でありながら腕っぷしの強い新八の姉・妙には福田雄一作品には初参加となる長澤まさみ。この役で、これまでの印象を覆す変顔も披露したという。そして、銀時の幼馴染でありかつての盟友の桂小太郎を演じるのは、小栗旬との共演も多い岡田将生。プライベートでも親交のある二人の共演に期待がかかる。福田組常連のムロツヨシは、銀時が頼りにするからくり堂の店主・平賀源外役で参加決定。年齢の高い設定にも関わらず、「いつものムロさんで演じてほしい」と監督から言われ、少々困惑気味だったそう。特殊メイクでハゲのカツラと口髭を施して撮影に挑んだ。そして、万事屋のペットの巨大宇宙生物・定春、桂小太郎の相棒の謎の宇宙生物・エリザベスも登場予定だ。

江戸の治安を守る特殊警察・真選組局長の近藤勲に中村勘九郎が、
真選組一のモテ男土方十四郎に柳楽優弥が、ドSの沖田総悟に吉沢亮が!

中村勘九郎の出演は、小栗旬自らの提案で出演が決定した。いつかぜひ一緒に仕事がしたいと話していたところ「銀魂」でようやく実現。勘九郎は小学生のころから「週刊少年ジャンプ」を愛読し中でも「銀魂」は特別に好きな作品だったと話す。「二枚目も三枚目も演じられて、誰も思いつかないけど誰もが納得できる俳優さんを考えたら中村勘九郎さん以外思いつかなかった」と小栗旬からの強い推薦の下キャスティングが実現。「銀魂」の登場人物の人気投票でも常に上位に位置する、土
方十四郎を演じる柳楽優弥は福田作品への参加も多い。人一倍プライドが高くクールな真選組一のモテ男を演じる。沖田総悟には吉沢亮が出演。腹黒で毒舌、ドSのキャラクターを演じる。
今回は豪華キャスト8名の追加発表だったが、「銀魂」はまだまだ止まらない。第三弾も豪華すぎるキャストの発表を予定!
そして、気になるストーリーも発表する予定。ネタの宝庫の「銀魂」らしく、ニュースが続きそうだ。
公開は2017年、今年の7月から撮影を開始しており、9月頭までの予定。
笑って泣けてアツくなる、2017年最大の話題作になりそうだ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa