世界的に有名なワインの一大産地、フランス・ブルゴーニュ地方を舞台に、老舗ワイナリーを営むある家族の再生の物語を描いた映画『ブルゴーニュで会いましょう』(配給:クロックワークス)が、11月19日(土)より、Bunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開することが決定しました。

 20歳の時にブルゴーニュを離れ、パリで著名なワイン評論家となった。シャルリ。順風満帆な人生を送る彼のもとに、ある日、実家のワイナリーが倒産の危機だという話が飛び込んでくる。久しぶりに帰郷し、ワイナリー再建を決意するも、長い間疎遠になっていた父親との溝はなかなか埋まらず衝突してばかり。しかし、ぶつかりながらもいつしか互いに手を取り合い、家族に幸せをもたらす最高のワインを作り出そうとする…。

 誰よりも家族を愛しながらも、素直にその気持ちを伝えることのできない不器用な父を演じるのは、『そして友よ、静かに死ね』(2012)等に出演し、フランスを代表する俳優、ジェラール・ランヴァン。そんな父に反発しながらも、ワイン造りに情熱を傾けていく息子には、役者であり、「イヴ・サンローラン」他、監督としても高い評価を受けるジャリル・レスペール。彼らを見守る女性たちにアリス・タグノリー、ローラ・スメットなどが顔を揃え、フランス映画界の多彩な俳優たちが物語を紡ぎます。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=VGZpoCbWozI

 この度本作の予告編映像が解禁。フランス映画史上初!全編ブルゴーニュ地方で撮影された、四季折々の葡萄畑と、そびえ立つ中世シャトーの美しさには、思わずためいきがこぼれる…。実家のワイナリーを救う為、自分たちしか作りえない味わいを追求する息子シャルリが試す「自然派ワインへの回帰」に、初めは抗っていた父が息子に語る大切な言葉。「ブルゴーニュには尊いことが二つある。1つめは最高のワインを造ること、2つめは子供に伝えていくこと。」。最高のワインの次世代への継承をむねに、次第に心をひとつにしていく家族の愛と絆のドラマは、ワインに勝るとも劣らぬ深い味わいがあること間違いなし。予告編では、自然派ワインならでは伝統的な葡萄の足ふみシーンもチラリ。ああ収穫祭が待ちきれない!口に広がるのは芳しいブルゴーニュワインの味わい…。美味しいワインを添えて愛する誰かと食卓を囲む幸せ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa