『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で大ブレイクし、現在“ポスト ジェームズ・ボンド”の最有力候補として世界中から熱い視線を集めるイケメン俳優トム・ヒドルストン他、世界的人気を誇る英国俳優たちが勢揃いし、SF小説の巨匠、J・G・バラードの原作を完全映画化した『ハイ・ライズ』が8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開となります。

本作の舞台となる新築タワーマンション(=ハイ・ライズ)はラグジュアリーな内装や抜群の眺望のみならず、ありとあらゆる設備が整い、人々の生活の夢を具現化したかのような理想の住居空間。上階に行くにつれ住民が富裕層になっていく40階建ての高層マンションでパーティ三昧の贅沢な毎日を過ごしていたセレブたちが堕落し、じわじわと崩壊していく様子をミステリアスかつアーティスティックな映像美で描いていく。
このマンションに越してきた若き医師ラングを演じるトム・ヒドルストンが劇中着用したオーダーメイドスーツがついに日本上陸!公開を1週間後に控える7月30日(土)より東京・渋谷と大阪・梅田を巡回することが決定しました! さらに、“ハイ・ライズの男達”が勢ぞろいする等身大パネルも同日より登場! 

日本公開に合わせてロンドンから直輸入されたこのグレーのスーツは、劇中で主人公ラングがほぼ全編に渡り身にまとっているもの。セレブ向けマンション“ハイ・ライズ”に理想の生活を求めて引っ越しをしてくるラングは物語の狂言回し役であり、建物で起こる事件に一定の距離を置く傍観者でもある。しかし、その日和見的な性格を他の住人達から糾弾され、やがて厳しい選択を求められることになる—そんなラングの役柄に合わせたシンプルなデザインで、ヒドルストンのためだけに作られた一点ものだ。この衣装を手掛けたのは公開中の『ブルックリン』をはじめ『17歳の肖像』、『ナイロビの蜂』など数多くの作品で活躍するオディール・ディックス=ミロー。本作が原作そのままに70年代を舞台にした物語であることから、脚本からにじみ出るイメージに忠実に各キャラクターの衣装を開発したという。このスーツは、69年に『女王陛下の007』でジェームズ・ボンドを演じたジョージ・レーゼンビーが着用していたスーツにインスパイアされたものになっているといい、彼女からこのアイデアを聞かされたヒドルストンも大賛成だったそう。その上で、『シャーロック・ホームズ』や『007 カジノ・ロワイヤル』などの衣装を担当しているロンドン・ソーホーのテーラーChris Kerrが制作した。スーツの上着に加えて、薄いストライプの入った白のYシャツと濃紺のドット入りネクタイという3点セットが揃って展示される。このスーツに限らず、各キャラクターの性格を反映した数々の70年代レトロの衣装や、パーティでのコスプレ全開の衣装からジャージや水着に至るまで、ファッション面でも大いに楽しめる本作の魅力をぜひこの展示で味わってほしい。
さらに、ラングに加えてジェレミー・アイアンズ演じるマンションの設計士で最上階に住む建築家ロイヤル(愛犬シモンズ付き)、ルーク・エヴァンス演じる低層階に住みマンションで起こる階級闘争の鍵を握るTVディレクターのワイルダーがそろい踏みの等身大パネルも登場! 貴重な衣装と合わせて絶好の撮影スポットとなりそうだ。
それぞれ展示場所と期間が異なるので、近くにお住まいの方は確認のうえぜひ足を運んでみてほしい。

ドクター・ラング衣装展/“ハイ・ライズの男達”等身大パネル 展示概要
<東京>
等身大パネル:7/30(土)〜8/14(日)  HMV&BOOKS TOKYO(東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ6F)
※劇場半券をお持ちの方、全商品5パーセントOFFのサービスも!
衣装:7/30(土)〜8/14(日)  ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8F)
<大阪>
等身大パネル:7/30(土)〜上映期間中  シネ・リーブル梅田(大阪府大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビルタワーイースト3・4F)
衣装:8/18(木)〜8/29(月)  シネ・リーブル梅田

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執筆者

Yasuhiro Togawa