2009年、ニューヨークのハドソン川で起こった“奇跡”と賞賛された航空機事故の驚愕の生還劇。その知られざる真実に、常に映画を通して時代と寄り添ってきたクリント・イーストウッド監督ならではの視点で迫る、衝撃の問題作にして、究極のヒューマンドラマ『ハドソン川の奇跡』が9月24日(土)より公開。 

そしてこの度、主演トム・ハンクスと共演のアーロン・エッカートが、本作をひっさげ9月14日(水)に来日することが発表! さらに本予告映像が解禁され、誰もが息をのんだ“奇跡”が、“事件”へと変貌を遂げる、衝撃的な内容が明らかになった。

2009年1月15日、極寒のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。70トンの機体が制御不能に陥り、乗客の命はおろか、ニューヨーク市内に墜落するかもしれないという未曽有の危機が迫る中、サレンバーガー機長はハドソン川に着水させることを決断。乗員乗客155人全員生存という奇跡の生還劇を成し遂げ、世界中が目撃した奇跡の事故は、男を国民的英雄にした。

しかし、機長の“究極の決断”に思わぬ疑惑が掛けられてしまう。本当に不時着以外の選択肢はなかったのか? 乗客たちを命の危機に晒す無茶な判断ではなかったのか? 揺れる世論。そこに重なる様々な思惑の中、機長は殺人未遂の罪に問われることに……。一夜にして英雄となった男が、一瞬にして容疑者へ。160万人の命を危険にさらす大惨事を救ったのに、なぜ誰一人の命も落とさなかった彼が、容疑者になってしまったのか? 衝撃の実話の裏側に隠された真実を突きつける予告映像となっている。

2015年度賞レースを席巻し、世界興行収入600億円を超えの史上空前の大ヒットとなった『アメリカン・スナイパー』に次ぐ、オスカー監督クリント・イーストウッド最新とあって、早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声高い本作は、作品賞はもちろん、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネートが確実視されている。『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』で2年連続アカデミー賞®主演男優賞を受賞し数々の名作に出演し続け、“アメリカのシンボル”とも呼ばれるハンクスが、満を持してイーストウッドと初タッグ。ひとつの集大成となる本作で、異例の3度目のオスカー受賞に挑む。

来日する二人は作品をイメージした大規模なジャパンプレミア、記者会見への参加を予定。ハンクスは2013年『キャプテン・フィリップ』以来約3年ぶり、エッカートは2008年『ダークナイト』以来8年ぶりの来日。誰が“奇跡”を裁くのか? イーストウッドが観る者に伝えたかった真実とは? 衝撃の実話の裏側に隠された真実がいま、本作『ハドソン川の奇跡』で明らかとなる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa