『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作がメガホンを執った、『フレフレ少女』以来8年振りとなる、自身のオリジナル脚本による監督作『エミアビのはじまりとはじまり』が9/3(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開いたします!
若手芸人コンビ“エミアビ”の一人、実道(じつどう)を演じるのはTV「あまちゃん」TV「64」などの演技で注目を集める森岡龍さん、そして相方役・海野(うんの)には、映画『桐島、部活やめるってよ』など映画、テレビに幅広く活躍し、auのCMで一寸法師役に大抜擢され注目度急上昇中の前野朋哉さんが出演しています!
今回は前野朋哉さんについて、徹底分析いたします!

【ただいま巷で人気急上昇中!前野朋哉さんとは?】
auの大人気CM三太郎シリーズに一寸法師役として大抜擢された前野朋哉さん。先日行われた記者発表会では濱田岳さん演じる金ちゃんから「ジャスティン・ビーバーが来るかと思っていたのに…」と言われ、他のキャストからもCM同様「誰?」とつっこまれるいじられキャラ。一体前野朋哉さんとはどんな俳優なのだろうか。
1986年岡山県倉敷市生まれ。高校時代の美術教員の勧めで、大阪芸術大映像学科へ進学。同大学の先輩だった石井裕也監督の卒業制作『剥き出しにっぽん』に役者、照明助手として携わり、以降は映画監督の道を志す。
自身出演・脚本・監督作『脚の生えたおたまじゃくし』は、2010年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で2冠を達成し、香港の名匠ジョニー・トー監督に「彼は将来有望な監督だ!」と言わしめるなど、監督としても高く評価されている。

【役者としては、2011年から5年間で、なんと30本以上の映画に出演!TVはまさかの40本オーバー!】
『モテキ』(11/大根仁監督)
『桐島、部活やめるってよ。』(12/吉田大八監督)
『舟を編む』(13/石井裕也監督)
『図書館戦争』(13/佐藤伸介監督)
『銀の匙』(14/吉田恵輔監督)
『青天の霹靂』(14/劇団ひとり監督)
『日々ロック』(14/入江悠監督)
『イニシエーション・ラブ』(15/堤幸彦監督)
『秘密 THE TOP SECRET』(16年8月6日公開予定/大友啓史監督) などなど多くの作品に出演!

『桐島、部活やめるってよ。』(12/吉田大八監督)で、神木隆之介さん演じる主人公・前田と同じ映画研究部の部長・武文役で出演し、劇中では「映画秘宝」をバイブルとする自身さながらの映画オタクの役を演じ注目が集まった。
『日々ロック』(14/入江悠監督)では主人公と同じバンドでリーダーとしてチームをひっぱるはずが、お調子者で喧嘩っ早い、実は内気な問題児という難しい役どころを好演!そして、ここ数年ではドラマにも数多く出演し、TBSドラマ『重版出来!』では漫画家八丹カズオ役で、質素に懸命に夢を志す演技はお茶の間を涙させた。
10月から始まるテレビ東京ドラマ『石川五右衛門』では、五右衛門一家の情報屋・足利の金蔵役を演じる。
賭博好きで小金をがめる役は今まで演じたキャラとは違うちょい悪な風貌と役柄にも期待。オタク役やバンドマン、泣かせる演技などその振り幅は無限大!もはや日本のメディアに不可欠な、なんでも重宝キャラとしての地位を確立している!
また、その風貌が漫画家の蛭子能収さんとそっくりと話題になり、ついにはTBS「中居正広の金曜日のスマたちへ」で蛭子能収役で再現ドラマにも出演した!多才で独特の風貌を持つ個性派俳優前野朋哉さん。
今後も続々と話題作に出演するとあり、ますます目が離せません!

【『エミアビのはじまりとはじまり』では漫才師・海野を熱演!】
人気沸騰の最中、9/3(土)公開となる主演作『エミアビのはじまりとはじまり』では、若手芸人コンビ“エミアビ”の海野を熱演。クランクイン前からW主演で相方実道役を演じる森岡龍さんと共に練習を積み重ね、ガチの漫才を披露している。劇中ではいじられキャラとして顔イジリをされ、額から噴き出た汗をもネタとして披露する渾身のギャグを連発!そして中盤では想いを寄せる雛子(山地まり)のために「YOKOHAMA HONKY TONKY BLUES」を大熱唱!それとは反転し、雛子と交わす言葉の端々から、心優しい青年が見え隠れし、ぎこちなくも必死に相手に想いを伝えようとする姿には思わず泣かされるシーンもある。
体を張った演技に、映画評論家の方々からも「主演を出来るのか?と思っていたが、いやはや参りました!死人がまさかの抜群の存在感!」「前野君らしい役どころが、この映画のストーリーにぴったり合っていた」「前野さんにまさか泣かされるとは…」など絶賛の声が炸裂。口コミが広がり、毎回試写室は満席で溢れるほどの大盛況となっている。
芸人コンビというお笑いを商いとする役どころと、“死”をテーマとして進むストーリー、反転する「笑い」と「死」を芸人・海野として見事に繋いでいる。
以上

『エミアビのはじまりとはじまり』海野役・前野朋哉さんからのコメント
「お笑い」の映画ですがとても哀しい映画です。
「人が死ぬ」映画ですが、とても楽しく希望溢れた映画です。「おふざけ」満載の映画ですが、本気です。
是非ご覧いただけると嬉しいです。

https://www.youtube.com/watch?v=4Tu9mVy2n5g

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執筆者

Yasuhiro Togawa