この度、タナダユキ監督最新作・上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也出演『お父さんと伊藤さん』(10/8全国公開)のビジュアルを解禁する運びとなりました。
ビジュアルには、2DKの間取り図が背景に敷かれ、キャッチコピーには、「私、彼氏、お父さん 今日から3人で暮らすことになりました。」
彼ら3人がどんな共同生活を送るのか、想像を膨らませられるものになっております。

本作では、『陽だまりの彼女』(13)以来3年ぶりの映画出演となる上野樹里が、自分のペースで、日々の暮らしを大切に生きる主人公の女性・彩を伸びやかに演じます。
そんな彩の20歳年上の彼氏で、ウイットに富み、飄々と生きる姿が魅力的な・伊藤さん役には、イラストレーター、作家、ミュージシャン、エッセイストと各方面で活躍し、俳優としてもオファーが絶えないリリー・フランキー。

さらに、頑固ながらも愛くるしい一面を持つ“お父さん”に『龍三と七人の子分たち』(15)で絶大な存在感を示した藤竜也。
各世代を代表する名優たちが揃った奇跡的ともいえるキャスティングが実現。
本作のメガホンを取ったのは、登場人物の心の機微を描くのに定評がある監督・タナダユキ。
突如として始まった共同生活を送る三人のユーモア溢れる会話の掛け合いはくすりとした笑いを含みながらもほろりと涙を誘う展開へ。
キレイごとだけで済まされない家族の問題を、鋭い視点で見つめながらも、優しく温かな視点で描きました。

【ストーリー】        
「この家に住む!生活費は自分で払う!」息子夫婦の家を追い出されたお父さんが選んだのは・・・
娘の彩と20歳年上(!)の彼氏・伊藤さんが同棲するアパート。
3人の奇妙な共同生活は、嵐のように、突然始まった—!
すれ違う3人の心。やがて訪れる別れの朝。その時彼らが選んだ未来とは—?
とんかつにかけるソースの味を巡り激論を交わす夕食。うすい壁一枚で仕切られた隣の部屋にいるお父さんの存在にあたふたする深夜0時。そして、お父さんと伊藤さんの間に不思議な友情が芽生えていく日曜日の午後・・。毎日のちょっぴりおかしなハプニングを経て、3人がひとつの家族のようになりかけてきた矢先…「しばらくでかける」情けない文字で書かれた置き手紙がひらりと一枚机に置かれ、お父さんが行方不明に。すれ違う3人の心が通じ合う日は、果たして訪れるのかー?そして、お父さんが彩たちの家にやって来た、本当の意味とは—!?  

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執筆者

Yasuhiro Togawa