ジャングルの動物に育てられた人間の少年モーグリと、彼を取りまく動物たちとの絆や葛藤を描いた心揺さぶるドラマと、少年以外をすべてCGで表現した最先端の映像テクノロジーによる感動の生命賛歌『ジャングル・ブック』。4月15日の全米公開後、2全世界で9億ドル(約945億円)を超える大ヒットを記録している本作の、ジャパンプレミアの全貌が明らかになった。

“あふれ出す、生きる力”を描く『ジャングル・ブック』を、“生命の躍動”を象徴とする『歌舞伎座』で上映がすることが決定。120年を超える歌舞伎座の歴史の中で、洋画のプレミア上映が行われるのは初の試みで、日米のエンターテインメント界にとって、記念すべき世紀のプレミア・イベントになる。

この日のために、監督のジョン・ファヴロー、主人公モーグリ役のニール・セディも来日し、ジャパンプレミアに出席。そして、モーグリを優しく、時に厳しく導く、黒ヒョウのバギーラ役の松本幸四郎さん、モーグリの一番の友達、自由で陽気なクマのバルー役の西田敏行さん、モーグリに深い愛情を注ぐ、母親オオカミ・ラクシャ役の宮沢りえさん、「人間」であるモーグリに強い憎しみを抱く、トラのシア・カーン役の伊勢谷友介さん4名の豪華日本語吹替え版キャストも、歌舞伎座に集結。監督やニール・セディと共に歌舞伎座入り口に敷かれるレッド・カーペットを歩き、ジャパンプレミアを華やかに盛り上げる。

伝統ある歌舞伎座で『ジャングル・ブック』ジャパンプレミアを実施するにあたり、2000人の候補者から見いだされ、期待に応える見事な演技を披露したニール・セディと、ジョン・ファヴロー監督を出迎える日本語吹替え版キャストを代表し、松本幸四郎さんは「原作者キップリングが描こうとした愛の物語を、日本の歌舞伎座という伝統芸能の殿堂で上演できることをたいへん光栄に思います。」とその心境を明かした。当日は、歌舞伎座の外観にはジャングル風の装飾が施され、ジャパンプレミア開催中の夜間にはグリーンにライトアップも予定されている。
2013年4月に、世界に向けた日本文化の発信拠点として新たに生まれ変わった歌舞伎座。米ハリウッドの最先端技術を駆使した『ジャングル・ブック』が、日本の伝統芸能の象徴である歌舞伎座に新たな歴史を刻む7月27日(水)、歌舞伎座が一夜限りの“ジャングル”に変わる!?

『ジャングル・ブック』歌舞伎座ジャパンプレミア

●日程:7月27日(水) 夕方
●会場:歌舞伎座 東京都中央区銀座4丁目12-15
●来日ゲスト:ニール・セディ(モーグリ役)、ジョン・ファヴロー(監督)、ブリガム・テイラー(プロデューサー)
●日本人ゲスト:松本幸四郎(バギーラ役)、西田敏行(バルー役)、
宮沢りえ(ラクシャ役)、伊勢谷友介(シア・カーン役)  (敬称略)
●実施内容:歌舞伎座正面入り口にてレッド・カーペットアライバル
      歌舞伎座場内にて舞台挨拶&『ジャングル・ブック』日本語吹替え版上映
●歌舞伎座外観を“ジャングル”風に装飾※イメージ図参照
●夜間、“ジャングル”をイメージしグリーンにライトアップ

★松本幸四郎
自然は雄大で美しく、そして過酷です。その中で育まれる人間も動物も超えた究極の愛は、迫力に充ちたディズニーの映像によって、見る者の心を鷲づかみにしてしまいます。真に素晴らしい作品は、洋の東西も時代も超えて、魂を揺さぶるのです。
 原作者キップリングが描こうとした愛の物語を、日本の歌舞伎座という伝統芸能の殿堂で上演できることをたいへん光栄に思います。そして、歌舞伎役者幸四郎が、声優とナレーターという素晴らしい経験をさせていただきましたことを誇りに思います。 ディズニーと歌舞伎という世にも希なコラボレーレーションが、幾久しく、文化芸術の世界に寄与することができますよう、心から祈ってやみません。

★松竹株式会社  代表取締役社長  迫本淳一
弊社は創業以来百十余年にわたり“歌舞伎の殿堂”として親しまれております歌舞伎座を通して、日本が世界に誇る伝統芸術の継承と発展に努めてまいりました。
グローバル化がますます進み、マーケットが拡大している今、今回ディズニー様と歌舞伎座の歴史の中で初めて、洋画作品のお披露目として『ジャングル・ブック』ジャパンプレミアを開催できる事は、常に新しいことに挑戦し、日本文化の伝統を継承・世界へ発展することをミッションとしている弊社にとりましても、大変名誉に感じております。

★ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社  代表取締役社長 ポール・キャンドランド
『ジャングル・ブック』が120年を超える歌舞伎座の歴史の中で、洋画作品として初のプレミア・イベントを実施させて頂ける事を大変名誉に感じています。本作は“生きる力”をテーマとした奇跡のエンターテインメント巨編になります。 同様に“生命の躍動”をコンセプトとする歌舞伎座でプレミアを実施できる事に、この上ない喜びを感じております。この『ジャングル・ブック』を通して、現代を生きる我々にとって「動物と人間が共存する事の意味」、そして「自分らしく生きることの大切さ」を皆様に考えて頂けるきっかけになれば幸いです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa