『海炭市叙景』(10’/熊切和嘉監督)、『そこのみにて光輝く』(14’/呉美保監督)に続く、孤高の作家・佐藤泰志原作の函館三部作最終章『オーバー・フェンス』がこの度、9月17日(土)にテアトル新宿他全国公開することが決定しました!(配給:東京テアトル+函館シネマアイリス(北海道地区))

原作者・佐藤泰志が執筆活動を諦めかけた頃、函館の職業訓練校にて過ごした自身の経験を基に執筆し、生涯最後の芥川賞の候補となった同名小説を、『マイ・バック・ページ』『味園ユニバース』など闇を抱えた人間たちに柔らかな光を与える名手・山下敦弘監督が映像化。キャストは、主人公・白岩役にオダギリジョー、白岩と恋に落ちる女性・聡(さとし)役に蒼井 優、白岩と同じ職業訓練校の生徒・代島役に松田翔太など豪華キャストが出演。ほか脚本に高田亮、音楽に田中拓人、撮影に近藤龍人、照明に藤井勇と国内外で高く評価された『そこのみにて光輝く』のスタッフ陣が再集結。邦画界を支えるスタッフ・キャストが圧倒的な底力で紡いだ、壊れかけた男と女の愛の物語が誕生しました。
そしてこの度本作は、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するMakuakeにて、応援団員募集プロジェクトを7/7(木)より開始することとなりました。

【プロジェクトについて】
今回Makuakeで開始する『オーバー・フェンス』のクラウドファンディングプロジェクトでは、今年 9月17日(土)の公開に向けて、一緒に作品を盛り上げてくださる応援団員を募集致します。支援者の皆様には、プロジェクトに応援団員としてご参加頂くことで、映画をより一層体感して楽しんで頂けるようなイベントや、クラウド限定のリターンなどをご用意しております。また、集まったお金は公開に向けて、国内での宣伝活動および映画祭へのプロモーション活動などに使用させて頂きます。

【Makuakeとは?】
株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営する日本最大級のクラウドファンディングサービスです。プロジェクトを実行するために必要な資金を、インターネットを通じて集めることの出来るサービスです。2013年8月のサービス開始以来、今まで約1700件のプロジェクトのサポートをしています。
https://www.makuake.com/project/overfence/

星野秀樹プロデューサー コメント
熊切和嘉監督をはじめとするスタッフ、俳優陣、函館市民の皆さんとともに映画「海炭市叙景」を作る体験が、自主映画制作時代の「スタッフ、キャスト、地域の方々」が一丸となる感覚を思い出し、またこういう映画作りがしてみたいなぁという純粋な気持ちが芽生え、第二弾として「そこのみにて光輝く」を作った後、自主映画的アプローチの映画作りの集大成として、また函館出身の佐藤泰志さんの原作小説の映画化三部作の最終章としても、一時代に「共通した匂いのある」作品群を残す映画運動のようなものをやってみたいという衝動に駆られました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa