京都とパリ、二つの「古都」を舞台に母と娘の人生が交差する−
松雪泰子が一人二役に挑戦、娘役で若手実力派の橋本愛と成海璃子が共演!

本作は、1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版。これまで多くの映像作品となってきた「古都」を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化されることでも話題です。

主演は、松雪泰子。京都の町で伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と京都伝統の北山杉の里で働く双子の妹・中田苗子を一人二役で演じる。また呉服屋の千重子の娘・佐田舞に『告白』で鮮烈なスクリーンデビューを果たし『桐島、部活やめるってよ』や『ツナグ』での演技を高く評価された若手実力派、橋本愛。そして双子の妹・材木屋の苗子の娘で、京都と並ぶもう一つの古都フランス・パリで一人国立美術大学に通い絵画制作に励む中田結衣役に『あしたの私のつくり方』『武士道シックスティーン』『無伴奏』などをはじめ多数の映画、ドラマ、舞台で活躍する成海璃子。京都とパリ、古都に生きる母娘の人生が交差し果たしてどこへ向かうのか。その他、蒼れいな、蒼あんな、葉山奨之、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二らが脇を固めました。

そしてこの度、エンディング曲入り特報が解禁!エンディングを彩るのは、フジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」の劇中歌に抜擢されたことでも注目を集めているシンガーソングライターの新山詩織が唄う、BANK BANDや福山雅治、森山直太朗、JUJUにクリス・ハートなど数々のアーティストにカバーされ世代を超えて人々を魅了し続けてきた名曲「糸」(作詞作曲:中島みゆき)。優しく繊細な歌声が、映画の描く日本が誇る圧倒的な京都の美しさ、凛とした『日本の精神』に見事にマッチし、映画の物語を昇華させ、私たち日本人が日本の素晴らしさを再認識出来る後押しとなっております。

特報::https://www.youtube.com/watch?v=PRs4YQS9FbU

<新山詩織コメント>

今回、映画「古都」のエンディング曲を歌わせて頂くことになり本当に光栄です。
今を精一杯紡ぎながら生きる人たちに、この「糸」という楽曲が寄り添ってくれるのではないかと思っています。
映画「古都」と共に「糸」も楽しみにしてください。

<監督コメント>

「古都」の脚本執筆中に中島みゆきさんの「糸」を聞いた時に、歌詞が一字一句違いなく本作のテーマとシンクロして鳥肌が立ち、エンディング曲にしたいと思いました。次世代へ伝統をどう継承していくか?がテーマなので、若いシンガーに歌って頂きたいと思い、新山詩織さんの繊細で切なくも、未来に希望を感じる優しい声に一耳惚れして、現代版「糸」を歌って欲しいとお願いしました。

<今回エンディング曲を新山詩織さんの「糸」カバーに選んだ経緯:(制作サイドからのコメント)>

原作の「古都」の千重子・苗子のように、いつか会う誰かを想い続け、何かに導かれたかのように運命の出会いを果たす物語、また本作品のキーアイテムとなる帯を織り成すイメージを受け、エンディング曲を中島みゆきさんの「糸」に決定しました。本作の中でも表現されている“世代継承”というテーマの中で、この名曲を若い世代のアーティストに歌ってほしいという想いから20歳の揺れ動く気持ちを声で表現できるの、新山詩織さんにオファーいたしました。

エンディング曲「糸」新山詩織
作詞・作曲:中島みゆき
編曲:笹路正徳

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執筆者

Yasuhiro Togawa