お世話になっております。『イカとクジラ』(05)でアカデミー賞®脚本賞にノミネートされ一躍時代の寵児となったノア・バームバック監督の最新作『ヤング・アダルト・ニューヨーク』が 7 月 22 日(金)より TOHO シネマズ みゆき座ほかにて全国公開されます。
ブルックリンに暮らす、世代の違うカップルたちのモラルや価値観のズレ、成功への夢と野心のぶつかり合いを、リアルかつユーモラスに描く本作は、ヒップスターたちのライフスタイルと最先端カルチャーを 80 年代のサウンドに乗せて贈る、クスッと笑えて、少しほろ苦くて、最後には胸が熱くなる“迷子の大人たち”の成長物語です。
この度、そんな本作の最大のテーマである世代間のジェネレーションギャップについて監督・キャストが語る特別映像が到着いたしました!

https://www.youtube.com/watch?v=9qsR8xJfGI4

本映像はベン・スティラーとナオミ・ワッツが同世代の夫婦と 4 人でレストランに集まるシーンからスタートしますが、すぐにそれぞれが自分のスマートフォンに夢中で下を向いてしまい、見かねた一人が「今はみんなでしゃべる時間だろ?」と注意。誰もが「あるある」とはっとするようなシーンのあと、「人がある年代に達して、時代遅れに気づく過程を描きたかった」と語るのは本作の監督ノア・バームバック。彼は、「テクノロジーがギャップを生むんじゃないかな。」と分析しています。その後はベンとナオミらミドルエイジが最新機器を使いこなすのに多くの時間を割くのに対し、アダム・ドライバー、アマンダ・サイフリッドら若い世代が LP レコードや VHS テープ、タイプライターなどレトロなカルチャーを愛用し“生の体験”を大事にする様子を皮肉たっぷりに描いています。これまで一貫して、愛さずにはいられない“ちょっとダメな人々”を描いてきたノア監督。「僕もレコードが好きだったことを思い出したよ。その頃の気分に立ち返る必要があった。」と語るように、今回も決して意地悪な視点だけではなく自らが 40 代だからこその愛のある描き方をしています。
最後に、ベン・スティラーが「僕たちが芸術や娯楽を楽しむ方法を変えてきたんだ。」と語ります。テクノロジーが進化し最新機器が増える中、アダムやアマンダのように SNS などに縛られない生き方も求められているのかもしれません。

インターネットやソーシャルメディアが、人々の生き方を変えてしまう前に大人になった世代と、それ以降に生まれ育った世代のモラルや価値観の違いは、今や全世界的に共通するものとなっています。そんな二つの世代が出会い、真正面から交流したらいったいなにが起こるだろうか?ぜひ本作を観てその答えをお確かめください。どちらに共感するかで世代がバレちゃうかも?

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執筆者

Yasuhiro Togawa