『サラの鍵』原作者タチアナ・ド・ロネのベストセラー小説を映画化した映画『ミモザの島に消えた母』が7/23(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開となります。公開に先駆け、サスペンス色を全面に打ち出した第2弾のビジュアルが解禁となりました。

本作は第23回東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞のW受賞した『サラの鍵』の原作者タチアナ・ド・ロネのベストセラー小説を映画化。物語の舞台はフランス大西洋に位置し、冬に咲くミモザの花から『ミモザの島』と呼ばれるノアールムーティエ島で幼き頃に謎の死を遂げた美しき母。それから30年—、頑なに口を閉ざす父、世間体を重んじる姑。そして母の死から目を背ける妹—。“家族は何かを隠しているー”。確信めいたものを感じ、真相を追い求める息子・アントワンは恋人アンジェルと妹の協力を得て、故郷のミモザの島を調べ始める。やがて、当時幼かったが故に知る由もなかった母のもう1つの顔、そして母の死の衝撃の秘密が明らかになってゆくー

このたび解禁となった新ビジュアルはフランスの若手人気女優メラニー・ロランの顔を全面に、「母はあの日、何を見たのか?“愛”が狂わせた、切なき宿命」という母の秘密を巡るサスペンス色を強く打ち出した。正面から向き合うほどに深まっていく溝と、じわじわと炙り出されていく“偽りの家族史”。主人公に関わる人々の複雑な想いが交錯し、次第に明らかになっていく母の禁断の愛、そして死の真相に隠された母と姑の衝撃の秘密。大切な人を失う喪失感、そして再生の道程と、誰もが心の奥底に持つ感情の機微を丁寧に描き出し、封印されてきた真実を掘り起こすことで、心の解放と救いを得ていく姿を描いた上質なサスペンス・ドラマに仕上がった。

さらに本作に竹中直人(俳優・映画監督)や鈴木おさむ(放送作家)などから絶賛コメントも到着。

・鈴木おさむ(放送作家)
家族×ミステリー すべての謎が解けた時に見える愛の形を、どう感じるか? おもしろい。
・竹中直人(俳優・映画監督)
ミモザの島の美しさ。俳優たちの素晴らしい演技。そしてスクリーンに映る母の幻影が美しくせつなく胸を突く!
・鎌田 實(医師・作家)
人間は秘密の存在だ。秘密のベールが剥がれていく。美しくて深い映画。心が揺さぶられた。こんな映画を待っていた。
・辛酸なめ子 ( 漫画家 コラムニスト)
夜の暗さと心の闇が共鳴する……ダークな過去もフェロモンに変えるフランス人に完敗です               

映画『ミモザの島に消えた母』は7月23日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa