この度、第二次世界大戦下のアメリカを舞台に戦場に向かった父を呼び戻そうと8歳の少年が差別を受けながら暮らす日系人との交流を通じ、奇跡を信じて奮闘し成長していく映画『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』が8月27日より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開すること運びとなりました。

古き良きアメリカの記憶を描いたノーマン・ロックウェルの絵の世界に影響を受けたというモンテヴェルデは、そのエッセンスをふんだんに盛り込み壮大なおとぎ話ともいえる物語を紡ぎました。
そんな懐かしさや温かみが溢れる世界観と少年ペッパーの表情がなんとも微笑ましく、ほっこりさせられるポスタービジュアルが完成致しました!

メキシコを代表する映画業界賞“ルミナス賞”
最高賞、最優秀監督賞、期待される俳優賞の3賞を受賞!
『ライフ・イズ・ビューティフル』や『リトル・ダンサー』に続く父と息子の絆の物語として全米に大きな感動をもたらした本作は、第二次世界大戦中に戦地へ向かった父を、無事に連れ戻したいと願って弱かった自分に打ち勝ち奮闘する少年ペッパーと、その家族を描いた物語だ。
広島に投下された原子爆弾が“LITTLE BOY”と呼ばれていたことを知ったメキシコ出身のモンテヴェルデ監督と脚本家のポーティーロは、父子の愛を軸に、少年の視点で戦争と平和を切り取った。さらに、日系人との交流を通してアメリカと日本それぞれの信念、戦争下にあった差別主義をも描き出していく。町のはずれ者同士が人種や年齢を超えた友情を紡ぎ、人を許すことが世界に平和をもたらすのだということに改めて気づかせてくれる本作。

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執筆者

Yasuhiro Togawa