ハリウッド発 映像専門誌

本書は米国で30年以上の歴史を持つハリウッド映画の VFXマガジン『Cinefex』の日本語版です。
今、映像制作の現場では何が行われているのか? 業界に携わる方、業界を志す方はもちろん、映画制作に興味のある方にも読んでいただきたい、VFX専門誌です。

掲載タイトル
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(Batman v Superman: Dawn of Justice)
ザック・スナイダー監督がプロダクション・デザイナーのパトリック・タトポロス、VFXスーパーバイザーのジョン・デジャルダン、そしてSFXスーパーバイザーのジョール・ウィストと共に戦いの舞台を用意する。実写エフェクトは他にアイアンヘッド・スタジオ社、フィルム・イリュージョン社、ビークル・エフェクツ社が提供し、ビジュアル・エフェクトはスキャンラインVFX社、MPC、ウェタ・デジタル、ダブル・ネガティブ社、シェ−ドVFX社、チームワークス・デジタル社、ザ・レジスタンスVFX社、そしてジェントル・ジャイアント・スタジオズ社が担当した

『007/スペクター』(Spectre)
『スカイフォール』の監督、サム・メンデスがボンド映画の最新作で再び舵を取る。本作では007(ダニエル・クレイグ)がMI6を倒そうとする邪悪な組織と戦うことになる。クリス・コーボールドがサウンドステージとロケ地の両方で記録的規模の実写エフェクトを指揮し、ダブル・ネガティブ社、シネサイト社、ILMロンドン支社、MPC、ピアレス社、そしてブルーボルト社のアーティストたちがVFXスーパーバイザー、スティーヴ・ベッグの監督の下、見事なVFXショットを完成させた

『白鯨との闘い』(In the Heart of the Sea)
ロン・ハワード監督、クリス・ヘムズワース主演のこの作品は、捕鯨船エセックス号が巨大で攻撃的なマッコウクジラに襲われて沈没し、クルーの大半を失ってしまうという物語を描いたものだ。実際にあったこの悲劇的な出来事は、ハーマン・メルヴィルによる19世紀の古典的小説『白鯨』にインスピレーションを与えた。映画の巨大なクジラと海上のアクションは、ジョディ・ジョンソン監修の下ダブル・ネガティブ社が作り上げたビジュアル・エフェクトによって実現し、美術部門が構築した19世紀のマサチューセッツ州ナンタケットのセットはロデオFX社が拡張した。海上でのエセックス号をシミュレートするために、SFXスーパーバイザーのマーク・ホルトはジンバルを考案して嵐のエフェクトも作り出し、それをスキャンライン社が荒れ狂う暴風雨に仕上げた

書籍紹介ページURL:
https://cinefex.jp/

【概要】

書籍名:Cinefex No.41 日本版
発売日:2016年6月25日
定価:本体1,500円+税
サイズ:A4変形
ページ数:112
発行:株式会社ボーンデジタル
ISBN:978-4-86246-304-3

執筆者

Yasuhiro Togawa