今年で20回を迎える韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭、記者会見がソウルで夕刻行われ、作品を発表した、オープニング作品は、今年の第69回カンヌ映画祭「ある視点」部門で【監督賞】を受賞したアメリカ映画「キャプテン・ファンタスティック（原題）」、クロージング作品は韓国映画「ソウル・ステーション（原題）」ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭2016でワールドプレミア公開された『豚の王』、“The Fake”のヨン・サンホ監督最新作。ソウル駅を舞台にしたゾンビ・アニメーション作品。

「キャプテン・ファンタスティック（原題）」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=D1kH4OMIOMc
2017年日本公開予定
「ソウル・ステーション（原題）」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=4SmxfPactXw

発表されたのは、302上映作品、新しい部門や20週年企画上映など、日本映画は過去最高の40作品。

以下、日本映画は・・・・
■プチョン・チョイス長編コンペティション
「世界から猫が消えたなら」（監督：永井聡）

■プチョン・チョイス短編コンペティション
「Shootingstar」（監督：片岡翔）

■World Fantastic Red
「64　ロクヨン　前編・後編」（監督：瀬々敬久）
「暗殺教室　卒業編」（監督：羽住英一郎）
「クリーピー　偽りの隣人」（監督：黒沢清）
「HK 変態仮面　アブノーマル・クライシス」（監督：福田雄一）
「カラテキル」（監督：光武蔵人）
「葛城事件」（監督：赤堀雅秋）
「Re: Born」（監督：下村勇二）
「セーラー服と機関銃」（監督：相米慎二）
「セーラー服と機関銃　卒業」（監督：前田弘二）
「太陽」（監督：入江悠）
「テラフォーマーズ」（監督：三池崇史）

■World Fantastic Blue
「蜜のあわれ」（監督：石井岳龍）
「黒崎くんの言いなりになんてならない」（監督：月川翔）
「ちはやふる　上の句」「ちはやふる　下の句」（監督：小泉徳宏）
「脱脱脱脱１７」（監督：松本花奈）
「ケンとカズ」（監督：小路紘史）
「シェル・コレクター」（監督：坪田義史）
「園子温という生きもの」（監督：大島新）
「ひそひそ星」（監督：園子温）

■Family Zone
「かみさまみならい ヒミツのここたま」（監督：新田典生）

■Forbidden Zone
「ヒメアノ〜ル」（監督：吉田恵輔）

■Fantastic Short Films
「Love is a Dog from Hell」（監督：エドモンド・ヨウ、Komaki TENG）
「Thorn」（監督：梅沢壮一）

■20 Years, 20 Favorites
「サムライ・フィクション」（監督：中野裕之）
「リング」（監督：中田秀夫）
「茶の味」（監督：石井克人）
「桐島、部活やめるってよ」（監督：吉田大八）
「戦場のメリークリスマス」（監督：大島渚）

■I Confess, Nakashima Tetsuya
「下妻物語」（監督：中島哲也）
「嫌われ松子の一生」（監督：中島哲也）
「パコと魔法の絵本」（監督：中島哲也）
「告白」（監督：中島哲也）
「渇き。」（監督：中島哲也）

■BEST OF ASIA
「映画　妖怪ウォッチ　誕生の秘密だニャン！」（監督：高橋滋春、ウシロシンジ）
「バケモノの子」（監督：細田守）
「Hero the Movie」（監督：鈴木雅之）

以上、40作品。
※映画祭発表の国籍が日本と表記されている作品、合作も含む。

世界最大のファンタスティック映画祭、BIFANは韓国・富川で7月21日から11日間、開催されます。
また、同時に開催される企画マーケットNAFFには、日本から今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でコンペティションで審査員特別賞と観客賞を授賞した松本花奈監督の次回作がノミネートされた。

公式サイト
https://www.bifan.kr/

執筆者

Yasuhiro Togawa