近年、日本での認知度も高まり盛り上がりを見せる、アイルランドの祝日セント・パトリックス・デー。中でも表参道で行われるパレードは、毎年5万人が訪れるアジア最大級のアイリッシュイベントだ。同時に、ワーキングホリデーを利用したアイルランドへの滞在者も年々増加傾向にある。アイルランドの文化を学ぶ若者も増え、旅行以外での人気も上昇中だそう。そんなアイルランドを舞台にした映画が、今夏、続々と公開する。

7月1日(金)には、アカデミー賞ノミネート作品であるシアーシャ・ローナン主演の『ブルックリン』、7月9日(土)には『ONCE ダブリンの街角で』、『はじまりのうた』で有名なジョン・カーニー最新作『シング・ストリート 未来へのうた』が公開となる。

そして、7月2日(土)には、エリザベス女王総裁の花の祭典<チェルシー・フラワーショー>を舞台に、実話を基にしたサクセス・ムービー『フラワーショウ!』が公開する。上記の作品と比べ、役者や監督の知名度には欠けるが、素朴で純粋な姿勢で夢や恋に奮闘する主人公の姿は、現代では新鮮で心洗われること間違いなし。また、迫り来る猛暑を前にアイルランドの美しい緑に癒されてはいかがだろうか。

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執筆者

Yasuhiro Togawa