『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』『僕らのミライへ逆回転』『ムード・インディゴ うたかたの日々』など、創造性と遊び心に満ちた独特の世界観で、絶大な支持を得る映画監督、ミシェル・ゴンドリーの最新作『グッバイ、サマー』が9月10日(土)よりYEBISUGARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ他にて公開が決定致しました。
更に、公開に向けて日本版ビジュアルも決定致しました。

主人公である14歳の少年二人と彼らが自作した“動くログハウス”を中心に水彩画のような淡い背景に、彼らの冒険と成長を予感させるイラストがちりばめています。そのうちの数点は、日本のイラストレーラー、下平晃道さんによって描き下ろされました。

本作について、ゴンドリーは「僕の思い出、僕が体験したことや僕が覚えていることをもとに冒険したかった」と本作の自伝的なストーリーについて語っており、劇中ではゴンドリー自らが作曲した楽曲も登場します。発明家の祖父、作曲家の父、ピアノを親しむ母という、クリエイティブな一家で育ったゴンドリーの少年時代がうかがえる一作となっております。そして今回は、ゴンドリーの母マリー・ノエル・ゴンドリー作曲の楽曲も登場します。さらに、本作で音楽を担当するのは、セルジュ・ゲンズブールの最高傑作とも評されるアルバム「メロディ・ネルソンの物語」(71)の共同作曲・編曲を務めたことでも知られ、フランス国内の批評家からは 70 年代フランス音楽における重要なアイコンと言われる、ジャン=クロード・ヴァニエが参加し、ミシェル・ゴンドリー監督との初タッグとなりました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa