第76回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、日本でもディズニー/ピクサー歴代興収No.1を記録した『ファインディング・ニモ』。その奇跡の冒険から1年後の世界を描く、全世界待望の続編『ファインディング・ドリー』が、いよいよ先週6月17日(金)全米公開を迎え、全米4,305館の公開週末での興行収入が136,183,170ドルの圧倒的な成績で、〝アニメーション史上 全米歴代No.1オープニング“の歴史的大ヒットスタートを切った。この成績は、世界的大ヒットとなった『ズートピア』($75,063,401)や『トイ・ストーリー3』($110,307,189)のオープニング記録を遙かに上回るだけでなく、『シュレック3』($121,629,270)『ミニオンズ』($115,718,405)を超え、全米歴代アニメーション作品のオープニングNo,1を塗り替えるという偉業を成し遂げた。(数字はBox Office Mojo調べ)

記録的な興行収入を証明するかのように、すでに観た全米批評家/マスコミからの絶賛レビューが後を絶たない。「全ての世代に愛される名作の誕生だ」(KXTV(ABC))、「傑出している。前作を超えたレアな続編だ!」(Philadelphia Daily News)、「ピクサーの最高傑作!誰もが楽しめるピクサーの名作が誕生した」(SOCALTHRILLS.COM) 、「キャラクターたちの人間世界での冒険が実に素晴らしい!とてもかわいく、面白く、時にハラハラして、目が離せなくなる」(Forbes)と、数々の名作を生み続けてきたディズニ/ピクサーならではのオリジナリティ溢れるエンターテイメント性の高さに称賛の声が上がっている。また、「『ファインディング・ニモ』は海での冒険を描いていたが、『ファインディング・ドリー』では人生における愛や楽しみを描いている」(TIME OUT(UK))と、エンターテイメント性だけにとどまらず、我々が生きるより世界にも通じる、コンプレックスや弱さを持つ者たちの生き方織り交ぜながら、幅広い世代が楽しめる作品として昇華させていることを批評家たちは大絶賛している。このメッセージは大人たちにもターゲットを広げ、爆発的なヒットの要因となっている。さらには、米映画批評サイトRotten Tomatoesのトップ批評家たちによる評価では異例の95%(6/20現在)の高評価を維持し、早くも“続編が見たい”など多く声が飛び交っている。

忘れんぼうのドリーは、『ファインディング・ニモ』で父・マーリンの相棒としてニモを探し、公開終了後も人気は拡大、カクレクマノミ = “ニモ”、ナンヨウハギ = “ドリー”が日本中に認知される国民的なキャラクターとして愛されてきた。今回、期待を大きく上回る特大ヒットスタートとなった魅力は、『ファインディング・ニモ』『WALL・E/ウォーリー』で二度のオスカーに輝いたアンドリュー・スタントン監督の想像をはるかに超えるドラマティックな物語や、魅力的な新キャラクターなど様々。世界中に大旋風を巻き起こしている『ファインディング・ドリー』は7月16日より全国公開となります。ぜひご期待ください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa