第76回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、日本でのディズニー/ピクサー歴代興収No.1の金字塔『ファインディング・ニモ』。その奇跡の冒険から1年後の世界を描く、全世界待望の続編『ファインディング・ドリー』が7月16日(土)より公開となる。アメリカではすでにピクサー史上最高成績を打ち立てることは間違いないと早くも大注目を集めている本作。忘れんぼうのドリーが、ただひとつ“忘れられなかった思い出”を探して冒険するというストーリーにちなみ、本作のエンドソングに世代を超えて愛されている名曲「アンフォゲッタブル」が起用され、この度日本版エンドソングに日本を代表する超大物シンガー八代亜紀が決定した。八代さんはディズニー歌手初挑戦となる。

八代さんは日本人アルバム史上最大級となる世界75か国でジャズアルバムを配信し、海外のジャズクラブでのライブを行うなど世界のジャズシーンで活躍。日本の心を歌い上げ、ジャズ界でも大活躍されている八代さんなら、「アンフォゲッタブル」に込められた深い愛と感情の機微を日本中に届けられるということで今回起用された。今回の抜擢について八代さんは、「びっくりすると同時にとても嬉しいです!歌ってきてよかった、46年八代亜紀をやってきてよかったです」と驚きと喜びを語る一方、「今回カバーしたことで、八代亜紀としての視野が広がった気がします」とさらなる高みへと昇ったことを明かす。歌詞については、「“忘れられない”という気持ちに対して、“大丈夫だよ、忘れてないよ”と言っている言葉が大好きです。ドリーの場合はそれが両親で、”忘れてないよね、心の中にあるよね“という親への想いなんです」とコメントを寄せた。この楽曲は、多くの有名アーティストのヒットソングを手掛ける、現代ポップス界最大のヒット・メイカーと名高いシーアが歌うエンドソングとはアレンジを変えた日本だけの特別アレンジバージョンとなっている。

日本版エンドソングに決定した「アンフォゲッタブル」は、どんなことがあっても忘れられない“愛しい人への想い”を綴り、伝説的ジャズシンガーのナット・キング・コールが歌ったことで世界的に大ヒット。娘ナタリー・コールがナットの生前に録音された歌声に声を重ねたデュエットソングが、時を超えた父娘の至上の愛の賛歌として世界中を感動の渦に包み、第34回グラミー賞の主要3部門受賞に輝いた名曲中の名曲だ。

ドリーの家族に会いたいという想いから、ニモやマーリン、7本足のタコのハンクや、泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニーらが、ドリーの過去の秘密が隠された<人間の世界>で繰り広げる大冒険の締めくくりとして、感動のメッセージがこの曲とともに観客の胸に響く。八代は、何があっても“家族に会いたい!”というドリーの思いに寄り添い、かつてない大冒険に飛び出すニモとマーリンたちとの“絆と切ない想い”を心をこめて歌い上げる。

またこの度、八代は日本版エンドソングの歌唱に加え、日本語吹替版に声優としても初参加していることも明かされた。どんな役なのかはまだ発表されていないが、八代は「歌に加えてダブルで嬉しい!重要な部分で声の出演もしていますので、お子さんも大人の方もみなさんに観てほしいです!」と本作にかける熱い想いをアピールした。

忘れんぼうのドリーがただひとつ忘れなかった《家族の思い出》を探すため、ドリー、ニモ、マーリンに加え新キャラクターのタコのハンクやジンベエザメのデスティニーら新しい仲間たちが、危険がいっぱいの“人間の世界”に飛びだし、ドリーの家族の秘密を巡る冒険ファンタジー『ファインディング・ドリー』は7月16日より全国公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa