京都とパリ、二つの「古都」を舞台に母と娘の人生が交差する−
松雪泰子が一人二役に挑戦、娘役で若手実力派の橋本愛と成海璃子が共演!

本作は、1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版。これまで多くの映像作品となってきた「古都」を、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語として映像化。

主演は、松雪泰子。京都の町で伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と京都伝統の北山杉の里で働く双子の妹・中田苗子を一人二役で演じる。また呉服屋の千重子の娘・佐田舞に『告白』で鮮烈なスクリーンデビューを果たし『桐島、部活やめるってよ』や『ツナグ』での演技を高く評価された若手実力派、橋本愛。そして双子の妹・材木屋の苗子の娘で、京都と並ぶもう一つの古都フランス・パリで一人国立美術大学に通い絵画制作に励む中田結衣役に『あしたの私のつくり方』『武士道シックスティーン』『無伴奏』などをはじめ多数の映画、ドラマ、舞台で活躍する成海璃子。京都とパリ、古都に生きる母娘の人生が交差し果たしてどこへ向かうのか。その他、蒼れいな、蒼あんな、葉山奨之、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二らが脇を固める。

監督は、Yuki Saito。高校卒業後に渡米し、ハリウッドで8年映画作りを学び、帰国後もアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど名匠の現場に参加、両国の架け橋となる。その後CMや短編、連続テレビドラマなどで活躍し、満を持して今作のメガホンを取った。世界視点から、日本が誇る圧倒的な京都の美しさ、凛とした『日本の精神』を五感で体感できる新しい作品に仕上げた。また、本作の舞台である四季折々の京都、更に着物、茶道、書道、華道などオール京都の全面協力によって、本物の“京都”を描き切る。
2020年の東京オリンピックに向けて世界中から注目を浴びる日本に、私たち日本人が日本の素晴らしさを再認識出来る、そして世界に向け日本文化を現代表現する映画『古都』。

松雪泰子コメント:
京都での撮影は、実際に室町で呉服屋さんをされてる方の町家をお借りしての撮影で、代々受け継がれる伝統を感じながらの撮影でした。
ある意味重圧にもなり得るその重みを背負って生きる千重子の生き様を感じる事が出来ました
パリでの撮影は、凝縮した時間でしたが同じく伝統を大切にするその町並みは、古都というタイトルどおり、何処か京都との繋がりを感じながらの撮影でした。
お稽古は、一カ月間着付けや、裏千家のお茶の稽古、京言葉の稽古、京都の料理屋さんでの、稽古など重ねました。やはり、伝統を守る立場でそれを背負っている千重子には、非常に重要な要素でしたので毎日稽古を重ねました。今作は、古都の世界観をベースに千重子、苗子のそれぞれの子供たちとの母と娘、親子の物語り、オリジナルの古都を軸に未来に繋いで行く物語りです。
現代における、京都の現状。伝統を大切に守ることやその重圧、そして未来に繋いで行く事、そしてそれを担う娘の葛藤。かつての古都の時間軸から、現代にまで繋がりそして未来を紡いでいく物語りです。
母と娘そして、家族の想い、映像的にも京都の美しい風景やパリの街並みが美しく描かれ
静かにゆっくりと、物語りが浸透していく、そんな作品です

橋本愛コメント:
お茶、書道、座禅、日本舞踊と日本の文化や伝統芸能を学ぶことができてとても嬉しかったです。
一部パリロケがあったのですが、京都もパリもだいっすきな町。文化や芸術が大事に守られていて、どちらの土地にも、静かな自信とパワーを感じました。
川端さんの原作は二度映画化されてますが、今回はその先の、今の世代に継いだ新しい物語になりました。取り留めない、さらさら流れる水のような印象で、舞ちゃんを演じている上でも、水の感覚はずっとあって、ふわふわしていました。どんな仕上がりになっているのか、楽しみにしているところです。

成海璃子コメント:
撮影期間は一週間という短い時間でしたが、その分グッと集中して取り組むことができました。
現地のフランス人スタッフも素晴らしく、良い撮影現場だったと思います。

監督Yuki Saitoコメント:
古き伝統をいかに次の世代に継承すべきか?季節の移ろいは変わらないのに、人の価値観は時代と共に変わっていきます。しかし、そのDNAレベルに刻まれた精神は揺るぎません。過去に2人の偉大な映画監督によって映画化された川端康成先生の原作をそのまま焼き増しするのではなく、今の時代を生きる自分の視点で、新しい「古都」に挑戦しました。この志しの元に集まった松雪さんはじめ最高のキャスト&クルーにより、日本の伝統・文化・精神を世界へ発信出来れば幸いです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa