7月2日(土)より実話を基にしたサクセス・エンターテインメント映画『フラワーショウ!』が全国順次公開いたします。

レオナルド・デカプリオが悲願の主演男優賞を受賞したことで記憶に新しい第 88 回アカデミー賞。実は、受賞作品のほとんどがいわゆる「実話モノ」であった。前文でも触れた、デカプリオ主演の『レヴェナント 蘇りし者』をはじめ、作品賞・脚本賞 W 受賞の『スポットライト 世紀のスクープ』、脚色賞受賞『マネーショート 華麗なる大逆転』、その他にも『ブリッジ・オブ・スパイ』、『リリーのすべて』とズラリと「実話モノ」が並び、近年ブームの兆しが見られる。

それに続き、夏を目前にして「実話モノ」作品が立て続けに公開される。6月4日(土)には、今年生誕 90 周年を祝されるエリザベス女王の 19 歳の時代を切り取った『ロイヤル・ナイト』、7月2日(土)には長年にわたるドーピングが暴かれたロードレース選手ランス・アームストロングの栄光と転落の人生を映画化した『疑惑のチャンピオン』が公開。

そして、同日7月2日(土)にはもう一作、ガーデニング世界大会<チェルシー・フラワーショー>を舞台にした『フラワーショウ!』が公開される。本作は、アイルランドの田舎娘、メアリー・レイノルズが権威主義のはびこる保守的なフラワーショーの歴史を塗り替えた作品で、モデルとなった同氏は今月に来日も決定。2000 名の応募から選ばれるのはたった 8 名、更に驚くべきは、出展資金として 25 万ポンド(日本円にしておよそ 4,000 万円)が必要になるという同ショー。メアリーは一体どのようにしてこの困難に立ち向かったのか?美しい景観の中、その全貌が明らかとなる。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54713

執筆者

Yasuhiro Togawa