2003年、原作・大場つぐみ、作画・小畑健により「週刊少年ジャンプ」で読み切りが掲載され、同年12月から2006年5月まで連載された伝説的コミック「デスノート」。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月(ヤガミ・ライト)と世界的名探偵・Lたちによる頭脳戦を描き、10年以上を経た現在も圧倒的な支持を得、世代を超えて読み継がれ日本国内累計発行部数3000万部を誇る大ヒットカリスマコミックです。
2006年に公開された実写映画『DEATH NOTE』、『DEATH NOTE the Last name』は前・後編の二部作公開となり、当時史上初となる連続公開で二部作の興行収入は80億円を超えるメガヒットを記録。また、海外からの注目も高く、スピンオフ作『L change the World』(08)を合わせると35の国際映画祭に招かれ、60以上の国と地域で公開され、三作の日本国内興行収入は112億円を超え、名実共に今もなお燦然と輝く記録を打ち立てました。
他にも、アニメ、小説、舞台とメディアミックスを展開。2015年には連続ドラマ化され、同時に127カ国での放映&配信により、日本国内のみならず、世界中で新たなファン層を獲得。まさに、全世界からの注目の高さを証明したモンスター・シリーズです。

そして2016年秋、伝説となった映画『デスノート』誕生から10年目となる年に、
正統な続編として完全新作映画が放たれます。

本作の舞台は、デスノートを駆使して世の中に野放しになっていた凶悪犯を次々と死に追いやったキラこと夜神月(藤原竜也)と、命をかけてキラを食い止めたL(松山ケンイチ)との天才同士の対決から10年を経た世界。原作に存在しながらも未だ使われていなかった【6冊ルール】を採用した全く新しい「デスノート」です。
史上最悪の殺人兵器であるデスノートが今作では死神界から6冊もたらされ、そのうちの1冊を渋谷の街にいる一見普通の女の子・青井さくら(川栄李奈)が手にし、何の罪もない大群衆を恐怖に陥れていきます。

デスノート対策本部の三島(東出昌大)ら刑事が、新たな犠牲者を出さないため、身に迫る危険をも顧みず、デスノート所有者である青井さくらを追いかける中、新たな犠牲者が・・・。
新たな“デスノート所有者”として解禁となったのが、裁判官の御厨賢一(みくりや・けんいち)です。世界中にもたらされた6冊のデスノートのうちの1冊が本来は法で悪を裁くはずの人物の手に。
御厨を演じるのは、日本が誇る名優・船越英一郎さんです。御厨は“日本の裁判所で最高位である最高裁判所”で、限られた者しか任命されない最高裁判事です。識見が高く法律の素養がある御厨は、なぜデスノートを手にし、どのような行為に及んでしまうのか・・・。静かな恐怖を纏った最高裁判事を、他者が放つことのできない存在感で船越さんが体現。船越さんの怪演は、原作ファンのみならず映画ファンやドラマファンも注目すること間違いなし! 今後の続報にもますます期待が高まります。映画『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より、丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国拡大ロードショーとなります。

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執筆者

Yasuhiro Togawa