ソン・ガンホ×ユ・アインが初共演を果たした韓国映画最大の話題作『王の—歴史を変えた八日間—』が6月4日よりシネマート新宿ほか全国順次公開となります。公開に先駆け、ソン・ガンホがユ・アインを米びつに閉じ込める衝撃の本編映像が解禁となりました。

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本作は朝鮮王朝における王権争いが激化した時代を舞台に朝鮮第21代目の王・英祖(ヨンジョ)と、息子・思悼(サド)、そして思悼の子として朝鮮後期最高の聖君となる第22代正祖(イ・サン)の誕生まで、56年間の歴史に存在した人々の心情を丁寧にひもとき、1762年の「米びつ事件(壬午士禍)」を中心とした史実を映画化。ソン・ガンホが王・英祖を、ユ・アインが実の息子・思悼を演じている。

王の命を奪おうとした罪で息子・思悼に情けもかけらもない激しい罵声浴びせる父・英祖。そして「死んでやる!」と自害を図ろうと暴れる思悼。家臣たちの激しい反対もむなしく、英祖の指示で”米びつ“が運び込まれ、生きる気力も正気も失った思悼は自ら狭い箱の中に入り、幼い孫の正祖の涙のお願いも聞き入れず、英祖は閉じられた蓋にくぎを打ちつける。むなしい釘の音が響く、まさ親子の断絶を物語る衝撃の本編映像。国民的俳優ソン・ガンホ×次世代トップ俳優ユ・アインのぶつかりあう激情の対決に期待がかかる。

朝鮮王朝最大の父子の確執として記録され、家族である以前に王族であらねばならなかった苦悩、男たちを囲む女たちの生き方、明日の命も知れぬ党争など、単なる歴史の再現ではない、歴史を超越した緊迫のヒューマンドラマに仕上がっている本作。監督は、『王の男』で1200万人の観客動員を記録した実績を持つ実力派監督イ・ジュニク。キャストもソン・ガンホ、ユ・アインの他、思悼世子の息子・正祖役でソ・ジソプが3年ぶりにスクリーンに復帰。本国では青龍映画賞や韓国映画記者協会主催の2015年度「今年の映画賞」で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など数々の栄えある賞を獲得し、さらに「2016年アカデミー賞®外国語映画賞 韓国代表作品」という快挙を成し遂げた。

映画『王の運命—歴史を変えた八日間—』は6月4日(土)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa