この度、従来の時代小説とは異なるテイストを持ち、明瞭で痛快にテンポよく進むストーリーで、全く新しい歴史小説の到来を宣言した快作「のぼうの城」で脚光を浴び、「村上海賊の娘」など常にその圧倒的なスケールで読者を戦国の世界へ誘う作品を発表し続ける和田竜の「忍びの国」(発行部数50万部)の実写映画化が決定しました。演出を手掛けるのは、『映画 怪物くん』(2011年)、『予告犯』(2015年)、『殿、利息でござる!』(2016年)など次々とヒットを飛ばし続ける中村義洋監督。力強い演出力でエンターテインメント性豊かな作品を作り出す、国内外でも評価の高いトップクリエイターです。
そして、主人公・無門(むもん)を演じるのは、今回、時代劇映画初主演となる大野智。国民的アイドルグループ・嵐のメンバーとしてはもちろん、ドラマ、舞台、映画、アートと様々なステージで、その圧倒的な存在感を発揮し、今期ドラマ「世界一難しい恋」では恋愛ドラマに初挑戦するなど、ますますその活躍の場を広げています。そんな大野が次にチャレンジするのは、普段は“金の亡者”で“無類の怠け者”だけれども、“史上最強”の忍び・無門!決してカッコイイだけのヒーローではなく、どこか常人よりもヌケているが、いざとなったら超人的な力を発揮する振り幅の広いキャラクターに挑戦します!
また、天正伊賀の乱を題材に織田軍と伊賀忍びとの合戦をダイナックに描く本作では、その切れ味鋭いダンスでも証明されている高い身体能力を駆使して本格的なアクションにも初挑戦します!
忍者VS侍。誰も見たことがない戦国エンターテインメント超大作が誕生します。どうぞご期待下さい!

■キャスト
大野智/無門(むもん)

■コメント
大野智です。
この度、映画では初の時代劇『忍びの国』で主演させて頂くことになりました。
史上最強と呼ばれるほどの忍者の役なので、アクションや格闘のシーンがたくさん出てきますが、
久しぶりにご一緒する中村監督の描く世界観に応えられるよう、精一杯頑張りたいと思います!
今演じている社長役から、次は忍者役へ、役柄は全く違いますが、新しい自分を出せるようチャレンジしてみます!

■監督
中村義洋

■コメント
(主人公と大野は)予想外、規格外なところ、何を考えているのかわからない面白さが、似ていると思います。大野くんの、役に入ったときの得体の知れなさみたいなものをすごく感じていて、ぴったりなんじゃないかと思います。勝手に期待しているところがあって、ただでさえ面白いのに、僕やスタッフが想像できないところまでいってくれるんじゃないかという気がします。
(原作の魅力は)自由さ。今までのどの忍者の世界とも違う、新しい世界であり、自由な感じでありながら、本当はきっとこうだったんだろうな、と思えるところが、(この原作の)一番の魅力だと思います。
(合戦のシーンは)見たことのないものになると思います。今までと全然違うと思います。(アクションは)吹き替えはあまり考えていません。忍術とは本当はどんなだったんだろうな、というのをやる。妖術にはしません。
伊賀の国は実際記録が残っていて、半分は百姓などをしながら諜報活動をしている。その伊賀が攻められたらどうなるか。頭脳戦が繰り広げられる、みたいな面白さがある。スパイなんです。逃げたり隠れたりというのに長けた忍びたちが、自分たちの国を攻められたらどうするか?というお話です。

■原作・脚本
和田竜

■コメント
脚本を書き始めて足かけ11年。中村監督のようなすごく優秀な監督と、大野さんのような大スターが出てくれるというのは、すごくありがたいなと感じています。大野さんはお会いしたことはないのですが、聞くところによると変わり者のような人らしく、原作の主人公も変わり者なので、そこのところをうまくやってくださるんじゃないかと思っています。

関連作品

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa