ジャコ・ヴァン・ドルマル監督、ピリ・グロワーヌ、カトリーヌ・ドヌーヴ出演『神様メール』(「Le Tout Nouveau Testament(原題)」)は、本年度ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート、本年度ベルギーアカデミー賞(マグリット賞)最多主要4部門(作品賞、監督賞、脚本賞、音楽賞)受賞、本年度カンヌ国際映画祭監督週間正式出品、シッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀女優賞受賞ほか、本年度米アカデミー賞外国語映画賞のベルギー代表作品に選出されるなど世界中で高い評価を得ている作品で、本日5月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショーとなります。

 神様は実在し、ブリュッセルに住んでいて、余命を知らせるメールがその神様のパソコンから届いた。大パニックになる世界で、神様の娘・少女エアのヘンテコな奇跡が、人々のお悩み解決!ラストには最高にハッピーな“神様メール”が届く-。本作は、とにかくかわいい10歳の神様の娘エアが、人間界で人々に小さな奇跡を起こす旅をする、痛快なコメディ映画。「トト・ザ・ヒーロー」(91年/カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞)、「八日目」(96年/カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞)、「ミスター・ノーバディ」(09年/ヴェネチア国際映画祭正式出品)のジャコ・ヴァン・ドルマル監督による6年ぶり4本目となる最新作でもあり、フランス、ベルギー、スイスでは公開初週の興行成績ランキングでそれぞれ第1位となる大ヒットを記録しています。

 この度、映画「神様メール」日本公開を記念し、名女優カトリーヌ・ドヌーヴと禁断の恋に落ちた、サーカスにいる優しいゴリラの電撃インタビューが実現!「気づけば、カトリーヌ・ドヌーヴとルクセンブルクに来ていた」というゴリラの名前は、KIKO。インタビューの中で「多くの要求をされたが、豊かな経験をした」、「真実味のある動き方を考えてくれた振付師ミシェルと一緒に仕事ができて、ラッキーだった」、「疲れたが、この経験は忘れない」と語る姿が、なんと!真面目。また、今まで明かされなかったゴリラのプライベート発言にも要注目!「子供たちにも(現場の様子について)多くを語りたい」と、」まさか、子持ちのパパ・ゴリラだった?! 

 今回、ゴリラのキャスティングについてジャコ・ヴァン・ドルマル監督は「夫と冷めた関係の寂しい主婦が余命を宣告され、それをどう乗り越えられるのかを見つけようとした。そこで、ゴリラと禁断の恋に落ちる展開を思いついた。実は、二人のスペイン人たちによってゴリラは等身大に作られた。

 ゴリラの中にはマドリードから来た人が入っていたが私はスペイン語が分からないため、カトリーヌ・ドヌーヴが現場で通訳をしてくれた。」と今まで語れなかった知られざる秘話を語った。また、なぜ”ゴリラ”だったのかについて「友人の経験をもとにしている。友人の知っているフランスの歌手がベルギーで公演をする際、ペットのチンパンジーを連れてきたんだが、ホテルに泊められず、その友人の家に2週間預かったそうだ。ただ、チンパンジーがものすごく攻撃的になったそうで、一緒に暮らした2週間は人生で最もクレイジーな時間だったと言っていたよ(笑)」サーカスにいる優しいゴリラと恋に落ちたドヌーヴ、そもそも彼らはどういうきっかけで出会ってしまったのか、ぜひ!本作を通じて楽しんでいただきたいです。

◆ゴリラ インタビュー映像 youtube
https://www.youtube.com/watch?v=ExYWfNWbxmg&feature=youtu.be 

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執筆者

Yasuhiro Togawa