鮨の夢を見る』のデヴィッド・ゲルブ監督最新作はなんと絶叫ホラー!戦慄のRe:ホラー『ラザロ・エフェクト』は、6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショーとなります。
『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』『パージ』や昨年大ヒットした『セッション』など斬新なテーマで次々とヒット映画を生み出しているブラムハウス・プロダクションズがピックアップした本作のテーマは、実際に古くから世界中で報告されている死者の復活「ラザロ徴候」。医療の発展に繋がると信じた研究者チームが成功させた「死者の蘇生」だったが、彼らは生き返った人間が死の間に何を見て何を体験したのか想像もしていなかった。そして、その地獄から生き返らせられた人間の、死ぬよりも恐ろしい“死のその先の恐怖”と力を目の当りにする—。

怖がらせたり血が出てきたりするだけではなく、“人の死”という人間の根源的な恐れに科学的視点も含めて深く切りこんでいるのが本作の大きな魅力だが、そのカギとなるのがヒロインのゾーイ(オリヴィア・ワイルド)が死に直面する“臨死体験”。恐怖のエキスパート達からその体験に着目した絶賛コメントが続々到着している!

“根元的恐怖”、“死者の宴”、“警告”、“根本的な心理”、“奥が深い”、“知的興奮”といった既存のホラー映画とは一線を画すキーワードが次々と登場する一方、“リアルホラー”、“王道”といった品質保証的な単語も。中にはゾーイ同様臨死体験をリアルに経験している人物もおり、死に瀕してきた経験者をも真実味をもって唸らせる『ラザロ・エフェクト』は、いまだかつてない恐怖を真っ向から描く、ホラー好きのみならず要チェックな映画とも言えるのだ。

『ラザロ・エフェクト』への絶賛コメント一覧(五十音順)

人に戦慄のみをあたえようとする映画は多い。観る人を、その根元的恐怖に導き、なぜこわいのか?への奥行きを提示してくれるのがよきホラーと言えるのではないか。久しぶりにそういう骨太な映画に出会えてうれしい。
——秋山眞人(国際気能法研究所所長、超心理研究家) 【臨死体験2回】

臨死体験とこの映画は特殊な能力を得て蘇生する点で非常に似ています。しかし科学の力で蘇った肉体には死者の魂が宿ります。生きる霊の姿を見ているように私は感じました。リアルホラーが体感できる映画です。
——池田武央(心霊研究家) 【臨死体験3回】

「死」は人間にとって最大の恐怖だ。いや死こそが恐怖なのだ。その死の先にさらなる恐怖があったとしたら?
もし死から蘇った者がいるなら、その者は恐怖を超える恐怖の体現者となる。ようこそ、死者の宴に。
——川口友万(サイエンスライター)

真実味と創造性がバランスよく噛み合い、最後までキャッチ—に疾走する。
黄泉がえり=謎のウィルス蔓延からのゾンビ化に飽きた方々に贈る、王道のレザレクションホラー。不穏な気配こそ恐怖源、そうだろ、ロッキー?
——桜井伸也(怪談図書館館長) 【臨死体験1回】

「死者の蘇生」は、近い将来、医学の進歩により実現するかもしれない夢であると同時に、自然界の摂理に反する禁断の行為でもある。『ラザロ・エフェクト』において、「死者の蘇生」は、確かに実現した。だが、甦った死者は、生前とは異なるまったく別の存在へと変貌してしまった。これはいったい何を意味するのか?
この映画は、神の領域へと踏み込んでいこうとする現代の人類に、ある種の警告を与えているのかもしれない。「それは、われわれが本当に望んだことだろうか」と。
——宍戸宏隆(月刊ムー 副編集長)

人が人であるためには、たとえ肉体を失っても魂は失ってはならない、という根本的な真理を、この映画はあらためて教えてくれる。
——南山 宏(超常現象作家・研究家)

一見してSFホラー映画だが、訴えてくるものは奥が深い。それは、人間が肉体、魂、霊からなる存在で、死によって肉体から魂と霊が離れていくということ。そして、魂のみを戻す蘇生では、人間は人間には戻らない。
—保江邦夫(理論物理学者・ノートルダム清心女子大学教授) 【臨死体験1回】

最新科学で死者の蘇生に挑む現代的なSFで始まりながら、死に際の感覚や感情、臨死体験、宗教と救い、記憶の秘密、脳の未知の力など、ホラー映画が描いてきた題材のすべてが見事に絡まって知的興奮と新たな恐怖を呼ぶ快作!
——山口直樹(超常現象研究家/映画評論家)

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執筆者

Yasuhiro Togawa