〈ツール・ド・フランス〉で7冠に輝いたランス・アームストロング衝撃の実話が問いかけるー 彼は英雄か、それともただのペテン師か?

25歳で生死の境をさまよう重度のガンに侵されながらも奇跡のカムバックを果たし、1999年〜2005年に自転車レースの最高峰〈ツール・ド・フランス〉で前人未到の7連覇を達成したアームストロング。しかしファンやマスコミを熱狂させ、ガン患者への支援活動にも取り組んで尊敬を集めるこの絶対王者には、常にドーピング、すなわち運動能力を向上させる薬物を使用しているのではないかという“黒い噂”がつきまとっていた。本作は驚くべき執念でチャンピオンへ疑惑の目を向けたジャーナリストのノンフィクションを基に、アームストロングの栄光と転落の軌跡を映画化した実録ドラマです。

 この度公開された予告編では、スポーツ界の闇に切り込んだ衝撃的な映像世界で、勝利に執着するあまり倫理を踏み外していったアームストロングの光と影が描かれています。実際のレースの映像を交えながら、緊張感みなぎる語り口でドーピングの生々しい手法をつまびらかにし、アームストロングの複雑な実像を浮き彫りにしていく。人間の尽きせぬ欲望や虚栄心をあぶり出した普遍的なドラマとしても胸に響く、センセーショナルな内容を予感させる予告編が完成しました。

予告編
https://youtu.be/JhUY5_fklr0

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執筆者

Yasuhiro Togawa