超過激なアポなし突撃取材で、銃規制、対テロ戦争、医療制度、資本主義など、社会問題を一刀両断してきたマイケル・ムーア待望の最新作『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』が5月27日(金)より全国公開となります。

この度、マイケル・ムーアが世界4位の経済大国ドイツの深層に迫る特別映像が解禁となりました。

https://www.youtube.com/watch?v=JeiOnGjRLzA

5月1日はメーデー。労働者たちが権利の要求を国際的に連帯して訴える日だ。労働について考える絶好の機会となるメーデーの翌日に、日本のビジネスマンたちに是非ご覧いただきたい特別映像が公開された。ドイツを訪れたムーアの前に現れたのは、紺のシックなスーツにシャレたネクタイで決めたスキンヘッドのビジネスマン。彼は1971年に創業されたドイツ屈指の文具メーカー“ファーバーカステル社“の人事部長R.ヘイエン氏だ。
開口一番「社員に要望を聞いている」と言い切る人事部長に「社員を管理する側なのになぜ?」とムーアがくってかかる。会社を”監視し、提案もする”というドイツの労働者に対して「提案を吞むのは騒がれないため?」とムーアが鋭く突っ込むと、ヘイエン氏は「いい発想はまさに現場の声」だと応じる。「ウソだろ、(この映画の)撮影用?」と更に問いただすムーアに、「本心だ。社員が賢くて助かっている」と、ドイツ企業の“成功の秘訣”は企業と社員とのリレーションにあるのだときっぱりと断言。
続いてムーアはドイツでは休暇中の社員に接触するのは違法という驚くべきジョーシキを紹介し始める。多くの企業は終業後の社員にメールを送らない規則を採用しており、メルセデス社に至っては、上司が自宅にいる部下にメールを送れないシステムを構築しているというのだ!ドイツがなぜこのようなシステムで世界4位の経済大国になりえたのか?そこにはさらに驚くべき事実が隠されているのだった・・・。
日本の上司の皆さんはこの映画を見て共感するのか?それとも縮み上がるのか?驚きと笑い、そして感動に満ちた、マイケル・ムーアの集大成『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は、5月27日(金)より全国ロードショー。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54798

執筆者

Yasuhiro Togawa