このたび、松竹配給にて5/28(土)に公開が決定しておりますオランダのコメディ映画『素敵なサプライズブリュッセルの奇妙な代理店』の本編映像が到着!映画の主人公ヤーコブが<自殺幇助>の代理店で「いつ、どうやってあの世へ行くかはお楽しみ」のサプライズコースを選んだ直後、運命の相手アンネと出会い、一緒に過ごすうち、もう少し生きていたくなってしまうという奇想天外ながらもチャーミングな本作。今回特別にお見せするのは、アンネの意外な一面“車の知識が豊富でスピード狂ながら華麗なるドライヴィングテクニックの持ち主であること”が発揮されたシーン。モーツァルトの優雅な名曲「ディヴェルティメントニ長調K.136 アレグロ」にのせて、ヒロイン・アンネが主人公の車コレクションのひとつであるジャガー・F タイプに乗り込み、鮮やかなハンドルさばきで勢いのあるドラフトをかまし、主人公の度肝を抜くという、ある意味吊り橋効果描写です。
本作は、ちょっぴり奇想天外な設定ながら、軽快なテンポとセンスの良いチャーミングなストーリー展開で、試写ご来場のアラフォー男女から「意外なラストでびっくり」「ハリウッド映画並のカーチェイス」「とてもロマンティック」と大好評。大富豪の主人公が乗りまわす数々の高級車や住居にしているお城など、見ていて飽きない華やかさも必見。大人も楽しめる、一風変わったコメディ映画に仕上がっています。

<本編映像>
https://youtu.be/_8r1h1GceMI

『快適な“旅”のお手伝いいたします——』
そこは、顧客の「あの世行き」を手助けする旅行代理店だった!

本作品はオランダに住む大富豪ヤーコブが、自殺ほう助を裏稼業とする葬儀屋と関わったことから捲き起こる騒動を通して人生のすばらしさを描く、一風変わったコメディ作品です。監督・脚本は、『キャラクター/孤独な人の肖像』で1997 年にアカデミー外国語映画賞を受賞したマイク・ファン・ディム。<オランダのウェス・アンダーソン>との呼び声も高く、ヨーロッパの品の良さと設定の面白さを存分に生かし、巧みに練り上げた「サプライズ」を小粋に散りばめ、ちょっぴりエキセントリックな物語をとびっきりチャーミングに仕上げています。
主演の大富豪に、コメディタレント・俳優としてマルチな才能を発揮し続ける大泉洋さん的ポジションで、『LOFT -完全なる嘘(ルビ:トリック)-』(12)などに出演しているオランダの大人気俳優イェルン・ファン・コーニンスブルッヘ。幼少期のトラウマから感情を無くし、人生を終わらせようと試みる優しく孤独な億万長者を演じています。また、同じく人生に嫌気がさして葬儀屋を訪れる、すこしとぼけた味わいのあるキュートなヒロインは、『人生はマラソンだ!』(14)のジョルジナ・フェルバーン。「死」を匂わせる内容にもかかわらず、二人の軽快かつさりげないやりとりを含むストーリーに、いつしか引き込まれてしまうこと間違いなし。

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執筆者

Yasuhiro Togawa