この度、国内外の映画祭で高い評価を得てきた手塚悟監督の第1回長編作品『Every Day』が、2016年夏,新宿K’s cinemaで劇場公開されることが決定いたしました。

4月23日(土)には、監督の地元である南アルプス市において、どこよりも早く特別先行上映イベントを開催。
その席で、手塚監督、主演の永野宗典、山本真由美らが登壇し、劇場公開決定を発表します。当日は上映だけでなく、監督・キャストによるトークショー、ピアニスト・酒井真美さんをゲストに迎えたLIVEも開催。すでに前売り券500枚が完売する盛り上がりをみせています。

主演には人気劇団「ヨーロッパ企画」に所属し、役者としてだけでなく、マキタスポーツ主演・BSスカバー!連続ドラマ『PANIC IN』の脚本・演出を担当するなど、マルチに活躍する永野宗典。共演に『4/猫(ねこぶんのよん)〜猫まんま〜 』『サーチン・フォー・マイ・フューチャー』『珍遊記』など出演作品の公開が続き、CMや舞台でも活躍する山本真由美。他にも『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の倉田大輔、『歓待』の山内健司(青年団)ら魅力溢れるキャストが集結しています。また、音楽をharuka nakamuraが担当し、音楽シーンの注目も高まっています。

◆視野を失った脳梗塞、そして最愛の母の死。困難を乗り越えて完成した映画がついに劇場公開
2014年4月、本作の編集作業に取り掛かろうとした矢先、手塚監督は脳梗塞で倒れました。後遺症により、視野の一部を失うこと(右同名半盲)になりましたが、入院と療養で懸命なリハビリを重ね、社会復帰することができました。しかし、映画制作の再開というまさにその時、母親が急逝。哀しみと苦しみの中で、あらためて向き合った日々の暮らしの大切さと生きることの奇跡。映画『Every Day』は、度重なる困難を乗り越えた監督自身の再生と惜別の祈りでもあるのです。

監督メッセージ
何気ない日常の積み重ねの延長に、「今日」という日があります。容赦なく過ぎていく時間のなかで、何を想い、どう過ごすのか。劇中の主人公と共に、大切な誰かのことや日々の暮らしを想いながらご覧いただけたら幸いです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa