この度、70年代に年間配給収入トップ10に入る大ヒットを記録した娯楽超大作『カプリコン・1』と『カサンドラ・クロス』の国内初ブルーレイを、国内初の16:9HDマスターで、さらに現存する最長尺版のテレビ放送吹替えも収録し、7月13日(水)に発売する運びとなりました(ともに発売・販売元:キングレコード)。
いずれも<政府の陰謀>を題材とした抜群のアイデアが冴える文句なしに面白い作品で、大ヒットを飛ばした公開当時状況やファンの多さから今までブルーレイが発売されてこなかったのが不思議なくらいの2作品です。

『カプリコン・1』は、全世界注目の人類初有人火星探査船の打ち上げと着陸が計画されるも、政治的理由から直前で計画は中止、火星に行ったという事実の捏造を命じられた宇宙飛行士たちと巨大な陰謀に感づいた新聞記者が、真実を公に曝すべく闇の力から逃れ奮闘する物語。圧倒的なサスペンス描写、『ブリット』や『フレンチ・コネクション』のビル・ヒックマンが手掛けた壮絶カーチェイス、圧巻のスカイアクション、そして何よりも最高に面白いアイデアが盛り込まれたストーリー展開で、米国では1978年公開の独立系映画最大のヒットを記録、日本でも1978年正月映画(77年末公開)として年間洋画配収第8位(配収約8億円)にランクインするヒットとなりました。

『カサンドラ・クロス』は、ゲリラ軍が急襲した政府施設で、秘密裏に培養され、強い感染力を持つ細菌に誤って触れてしまったゲリラの一人が大陸縦断特急に逃げ込んでしまい、政府がスキャンダル発覚と感染症拡大を恐れ、列車もろとも一般市民を犠牲にしてすべてを闇に葬ろうとするサスペンス・パニック・アクション。パニック大作『タワーリング・インフェルノ』や『ポセイドン・アドベンチャー』の面白さと、オールスターキャストで描かれるアイデア抜群の物語、そして巨大権力の陰謀、恐ろしさを叩きつけるゾクゾクするラストで、日本では1977年の正月映画として公開(76年末に公開)、本命の超大作『キングコング』に真っ向勝負を挑み、観客動員400万人以上を記録、年間洋画配給収入第3位(配収約16億円)というとてつもない大ヒット作となった作品です。
2作品とも、監督が自身の経験から着想を得て<政府の陰謀>を題材に完成した作品ですが、実際映画に登場するNASAとスイス鉄道が、そのテーマ性ゆえ、結果として激怒、拒絶したいわくつきの作品です。

『カプリコン・1』 2016年7月13日(水)ブルーレイ発売
Blu-ray:¥4,800+税(KIXF-396)
【商品ポイント】
★本作国内初の16:9HDマスターを使用したパッケージ商品!
★テレビ放送吹替は最も長尺の初回放送版を収録!
【映像特典】オリジナル予告編/
テレビ放送版日本語吹替え音声(1981年、テレビ朝日「日曜洋画劇場」初回放送版)
※DVDは東北新社より発売中。レンタルリリースはございません。
※仕様等、内容は予定のため変更になる場合がございます。

『カサンドラ・クロス』 2016年7月13日(水)ブルーレイ発売
Blu-ray:¥4,800+税(KIXF-397)
【商品ポイント】
★本作国内初の16:9HDマスターを使用したパッケージ商品!
★テレビ放送吹替音声は延長枠で放送された初回版を収録!
【映像特典】オリジナル予告編/
テレビ放送版日本語吹替え音声(1979年、日本テレビ「水曜ロードショー」初回放送版)
※DVDは東北新社より発売中。レンタルリリースはございません。
※仕様等、内容は予定のため変更になる場合がございます。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa